印刷通販を注文するなら知っておきたい基礎知識
分かっているようで分からない印刷の基礎知識やもっと理解することで今後の印刷データの作り方が変わるかも?
そんな情報を紹介していきます。印刷物を作るときの知識としてお役立てください。
トムソン加工(特殊加工・打ち抜き加工)とは?
印刷技術の1つとして、「トムソン加工」と呼ばれる加工法があります。あまり聞き馴染みがないため、どのような加工法なのか、完成するまでにどのくらいの日数がかかるのかと、様々な疑問を抱えている人も多いでしょう。実は「トムソン加工」は、私たちの身の回りで大活躍している加工法なのです。そこでこの記事では、トムソン加工の特徴や実例などを詳しくご紹介させていただきます。
そこでこの記事では、トムソン加工の特徴や実例などを詳しくご紹介させていただきます。
トムソン加工とは?
トムソン加工とは、トムソン型と呼ばれる型を用い、紙を打ち抜く加工法のことです。また紙を打ち抜く以外にも、空押しで折り目を入れたりミシン目を入れたりすることもあります。ちなみに「トムソン加工」の由来は、1909年にアメリカの発明家であるジョン・S・トムソンが設立させた、トムソン型打ち抜き機械「トムソン・マシン」から来ています。
古くから伝わるこの印刷技術が今も活かされているということは、それだけ需要があるということであり、それだけ私たちの身の回りでトムソン加工が必要とされているのだと言えるでしょう。

トムソン加工はどこで使われる?
トムソン加工はどんな場面で使うのか?JBFで実際に作った物を元に紹介いたします。トムソン加工は下記のような立体的なものや、ノベルティとしても使えるグッズとしても使える紙媒体を作ることができます。
- パッケージ
- ペーパークラフト
- うちわ
- オリジナルノベルティグッズ
- ポケット付冊子
- ポケットフォルダ
- メッセージカード
- POP
- 商品タグ
実例1.立体を作る(パッケージ、ペーパークラフト)

トムソン加工が使われる場面として、1つめは「パッケージ」が挙げられます。具体的には、お菓子箱や化粧箱。小さなお子様やお年寄りでも開けやすいよう、箱に折り目やミシン目を付けている物を見たことはありませんか?
それらは全て、トムソン加工によって作られたものです。また箱の一部をくり抜いて箱の中身が見えるようになっているもの、さらにはレトルト食品や薬品などに使われているミシン目なども、トムソン加工で作られています。最後まで切り抜かず、形を作る過程を楽しめるペーパークラフトも作ることができます。
実例2.オリジナルノベルティグッズ(うちわ、メッセージカード)

厚目の紙で好きな形を作れるので、イベントでの販促アイテムのうちわも作ることができます。うちわの形やサイズにご希望の形がある場合はサポートセンターへご相談ください。
また、オリジナルの紙製のポケットフォルダを作ることも可能です。冊子の表紙にポケットをつけることもできます。
好きな形を作ることができるので、キャラクターの形をかたどったカードやコースターなどオリジナルノベルティグッズを作ることができます。
実例3.販促DMや業務活用グッズ(POP、タグ、穴あけ、ミシン目)

自由な形が作れるので、商品やブランドイメージを伝えることができるインパクトのあるDMやメッセージカードを作ることができます。店頭のPOPや商品につけるタグも紙を切り抜くことで作ることもできます。
実績サンプル



トムソン加工の長所は?
トムソン加工には、以下3つの長所が挙げられます。
- 1.いろんな形に対応できる
- 2.打ち抜き以外に、空押し等の加工法にも対応できる
- 3.比較的安い費用で制作できる
長所1.いろんな形に対応できる

トムソン加工の最大のメリットとしては、「いろんな形に対応できること」が挙げられます。一般的な断裁とは違いトムソン加工は、直線と曲線を組み合わせた設計も可能で、完成形の自由度が高いです。
長所2.打ち抜き以外に、空押し等の加工法にも対応できる

トムソン加工は、1度作成したトムソン型を使い回すことができるため、大量発注や長期間ご契約いただくお客様ほど、安い費用で制作できます。もし作業中に刃が使えなくなってしまっても、刃の部分だけを付け替えれば、また作業再開することができるため、一般的な断裁加工法よりも安価で済むでしょう。
長所3.比較的安い費用で制作できる
トムソン加工は、1度作成したトムソン型を使い回すことができるため、大量発注や長期間ご契約いただくお客様ほど、安い費用で制作できます。もし作業中に刃が使えなくなってしまっても、刃の部分だけを付け替えれば、また作業再開することができるため、一般的な断裁加工法よりも安価で済むでしょう。
トムソン加工の短所は?
反対に、トムソン加工の短所としては、以下2点が挙げられます。
- 1.複雑な形には対応できない
- 2.少量発注には向いていない
短所1.複雑な形には対応できない
先ほどの長所の部分にて、「いろんな形に対応できる」と説明いたしました。しかし、細かい曲線や2mm以下の小さな穴あけには、トムソン加工は対応できません。また、硬い材質やトムソン型で表すことが難しいものも、対応できません。
短所2.トムソン抜き型を作るため少量発注には向いていない
トムソン加工は、少量発注でも対応はできますが、費用が割増になってしまいます。また、長期間トムソン型を使っていないと、状態が悪くなったり型が劣化してしまったりして、改めて型を作り直さなければいけなくなり、その費用もまた掛かってしまいます。したがって、一度きりの依頼というよりかは、長期間で利用していった方が費用は安く抑えられるでしょう。
トトムソン加工ならJBFへお任せ!
今回は、トムソン加工の特徴や実例などを詳しくご紹介させていただきました。意外にもトムソン加工は、私たちの身の回りで使われている加工法だと分かりました。もしトムソン加工でお悩みの場合は、JBFへお任せください。弊社では、スタッフが全力を尽くしてお客様のご要望に沿ったものを作成させていただきます。またトムソン加工はもちろん、弊社では様々な印刷技術に対応できます。なにかお困りごとがありましたら、お気軽にお問い合わせください。いつでもお待ちしております!

トムソン型制作から最短10日ほどで発送いただけます。


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