印刷通販を注文するなら知っておきたい基礎知識
分かっているようで分からない印刷の基礎知識やもっと理解することで今後の印刷データの作り方が変わるかも?
そんな情報を紹介していきます。印刷物を作るときの知識としてお役立てください。
面付けは印刷通販の低価格実現のカギ
面付けとは?
オフセット印刷では全判サイズの用紙を使用するため、全判サイズの紙に目的のサイズが何枚取れるかを考えて印刷する必要があります。
例えば、A4サイズのチラシを作りたい時はA全判に8枚とれるのでA4サイズを付け合せて刷版し、印刷します。
また、冊子やパンフレット等の製本商品もご指示通りのページ順番になるように全判サイズに配置する工程を「面付け」と言います。
冊子印刷に関する面付け
冊子の面付けは製本の種類や工程によって異なります。折り丁の折り畳み方も折り機の仕様によって変わります。冊子が印刷、製本されて仕上がるまでの工程でスムーズにいくように面付けしていきます。
印刷通販JBFではデータチェック後、面付けソフトによって正確に面付けされるためお客様にはページの見開きか、単ページ連結PDFデータをご入稿頂いております。
低価格を実現するための秘密?!
印刷通販では低価格を実現するために「面付け」によるコストカットを行っております。A4チラシを印刷する場合、100部であろうと10,000部であろうと同じように版が必要となり、同じ分だけのコストがかかります。そのため10,000部の1枚当たりの単価に比べ、100部の方が単価が高くなってしまうのです。
そこで、印刷通販では刷版にかかる費用を全国からご注文いただき、印刷紙面に収まる複数の商品を紙種、色数、枚数毎で効率よく面付けすることでコストカットしています。また、同様に用紙の予備紙コストやランニングコストも面付けを行うことでもコストカットしています。
つまり刷版を同じ商品を購入された方で共同購入している形になります。これは安定した受注量と品質管理、印刷に関する長年のノウハウがあるからこそ実現するシステムです。
[参考文献]
『改訂版 印刷発注の基本がわかる本』(2010)藤本隆著/日本能率協会マネジメントセンター
- 印刷通販について
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