印刷通販を注文するなら知っておきたい基礎知識

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vol.100
ビジネスで選ばれる冊子制作のポイントを徹底解説

会社案内、カタログに相応しい中綴じ冊子とは?制作方法は?

カタログや会社案内を作るとき、「どの冊子形式にしよう…?」と迷ったことはありませんか?そんなときにおすすめなのが、中綴じ冊子です。コストを抑えて手早く作れるうえ、多くの印刷会社やデザイン会社でもよく使われています。新商品カタログやイベントパンフレット、デザイン会社や印刷会社が制作する会社案内や製造業・メーカーのカタログなど、ページ数は少なくても内容をしっかり伝えたい場面にぴったりの形式です。

でもなぜ、ここまで中綴じ冊子が選ばれているのでしょうか? この記事では、中綴じ冊子の特徴やメリット、さらには作るときのポイントまでわかりやすく解説させていただきます。

中綴じ冊子とは?

中綴じ冊子とは、中央部分をホチキスや糸で綴じる製本方法のことです。表紙から裏表紙までをひとつにまとめる構造のため、短納期かつ低コストで作成できる点が大きな特徴です。

一般的にページ数は8〜64ページほどで、サイズはA4やB5など、用途に応じて選ぶことができます。糊で背表紙を固定する「無線綴じ」と比べると、ページ数が少ない資料や小ロット印刷に適しており、また左右のページにまたがるデザインや写真のレイアウトも自由度が高いです。このため中綴じ冊子は、多くの企業で活用されています。

中綴じ冊子イメージ

中綴じ冊子の5つのメリット

中綴じ冊子のメリットとして、以下5つが挙げられます。

  1. 1.短納期・低コストでの制作が可能
  2. 2.デザインの自由度が高い
  3. 3.小ロット対応で在庫リスクを軽減
  4. 4.情報更新や差し替えもスムーズ
  5. 5.配布や持ち運びなサイズ

メリット1.短納期・低コストでの制作が可能

中綴じ冊子の最大の魅力は、やはり短納期かつ低コストで制作できる点です。製本の工程がシンプルなため、限られた予算で冊子を作りたい場合や、急ぎで制作したい場合に非常に適しています。

メリット2.デザインの自由度が高い

中綴じ冊子は、レイアウトやデザインの自由度が高い点も魅力のひとつです。他の製本方法では、写真や図表がページをまたぐと見づらくなる場合がありますが、中綴じ冊子ならその心配がほとんどありません。
そのため、見開き全体を活用して写真を大きく配置したり、イラストやデザインを大胆に展開したりすることができます。ビジュアルを効果的に伝えたいカタログやパンフレットに、特に適した製本方法といえるでしょう。

メリット3.小ロット対応で在庫リスクを軽減

中綴じ冊子は、必要なときに必要な部数だけを印刷できるのも大きなメリットです。そのため、余分に在庫を抱えてしまったり、逆に在庫切れを起こしてしまったりするリスクが他の製本方法に比べて少なくなります。特に製造業やメーカーのカタログなど、改訂やモデルチェンジが多い業界において、これは大きなメリットです。

メリット4.情報更新や差し替えもスムーズ

メリット1でも触れたように、中綴じ冊子は短期間で製本できるのが特徴です。そのため、製品価格の改定や内容の変更があった場合でも、すぐに差し替えて新しい冊子を作成できます。常に最新の情報を反映した状態で配布できるのは、大きな安心材料といえるでしょう。

メリット5.配布や持ち運びなサイズ

中綴じ冊子は、比較的ページ数が少なくコンパクトに仕上がるため、持ち運びに便利です。営業訪問の際に配布したり、オープンキャンパスや各種説明会で手渡したりする場面でも、受け取る相手にとって扱いやすいサイズ感といえるでしょう。

中綴じ冊子を作成する上での3つ制作ポイント

完成度の高い中綴じ冊子を作るためには、作成時に以下の3つのポイントを押さえておくことが大切です。特にデザイン会社や印刷会社がクライアント向けに提案する場合や、製造業のカタログ制作に取り組む場合には、必須のチェックポイントだと思います。

  1. 1.見開きページを意識したレイアウトにする
  2. 2.ページ数は4の倍数で設計する
  3. 3.配布シーンを考慮してサイズと用紙を選ぶ

ポイント1.見開きページを意識したレイアウトにする

中綴じ冊子見開きの考え方

中綴じ冊子は、大きく見開いて閲覧することが特徴です。そのため、写真やイラストの配置なども見開きを前提に考えましょう。特に、読者に最も伝えたい内容や目に留まってほしい情報は、見開きの中央部分に配置すると効果的です。

ポイント2.ページ数は4の倍数で設計する

中綴じ冊子イメージ

中綴じ冊子は4ページ単位で構成されるため、無駄なページや余白ページを作らないよう「4の倍数」を意識してページ数を計画しましょう。ただしページ数が多すぎると製本時に負荷がかかるため、大体64ページまでに抑えるのがベストです。

ポイント3.配布シーンを考慮してサイズと用紙を選ぶ

中綴じ冊子配布シーン

中綴じ冊子はさまざまな場面で活用されるため、配布のシーンに合わせてサイズや用紙を選ぶことが大切です。配布シーンを意識することで、読者にとっての利便性も高まります。
また、紙質や厚みや光沢の有無によって冊子全体の印象や手触りが変わります。高級感を出したい場合は光沢紙を選び、読みやすさやコスト重視の場合は薄手のマット紙を使うなど、用途に応じて選びましょう。

中綴じ冊子の活用事例は?

中綴じ冊子は、さまざまな場面で活用できるのも大きな魅力です。例えばデザイン会社であれば、クライアントに提出する資料やポートフォリオとして活用できます。見開きページを活かすことで、自社の製品やサービスを分かりやすく提示できます。

印刷会社の場合は、イベント用の冊子や展示会・キャンペーン用の資料、社内資料など多用途に使いやすく、顧客のニーズにも柔軟に応えられます。

製造業では、新製品のカタログや取扱説明書として利用されます。メーカーのカタログは更新頻度が高いため、中綴じ冊子の柔軟さが活きるでしょう。限られたページ数でも、自社製品の特徴や他社との差別化ポイントを効果的に伝えられるため、営業訪問の際にも活用しやすい形式だと思います。

JBFの中綴じ冊子は?

弊社JBFでは、圧倒的な高品質で最短3営業日という短納期、さらに低コストで中綴じ冊子の制作サービスを提供しています。

サイズはA4・A5・A6・B5からお選びいただけます。また活用事例も会社案内、学校案内、フリーペーパー、社内報など幅広く対応可能で、沢山のお客様からご好評の声をいただいております。最小10冊からご注文いただけるため、小ロットでの制作にも便利です。

さらに今ならご希望のお客様に、紙の冊子とあわせて電子ブックを無料で作成するサービスも提供しています。注文画面で「電子ブック追加」を選択するだけで印刷データを電子ブック用に加工し、ファイル便で納品いたします。

電子ブックを活用すれば、コストの削減や持ち運びの負担軽減はもちろん、紙だけでは伝えきれない情報をデジタルで補完することも可能です。紙とデジタルの両方から情報発信をサポートするJBFのサービスを、ぜひご活用ください。

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