印刷通販を注文するなら知っておきたい基礎知識
分かっているようで分からない印刷の基礎知識やもっと理解することで今後の印刷データの作り方が変わるかも?
そんな情報を紹介していきます。印刷物を作るときの知識としてお役立てください。
冊子のレイアウトの基本と版面の考え方
冊子レイアウトの基本要素
雑誌や書籍では、文字の方向や写真の大きさ、トリミング位置、キャッチなど内容に注目させるためのあらゆる工夫がされています。冊子のレイアウトデザインを行う上で、まずは誌面の基本要素を理解しておくことが、制作上のコミュニケーションで必要になってきます。基本要素を理解して冊子作成にお役立てください。
文章全体の内容を示す要素で、紙面の中で最も大きなサイズの文字によって表現されるのが一般的です。
大見出しを補足する短い文章や言葉で表現します。タイトルよりも小さめのサイズで示します。
タイトルから本部への導入の文章です。内容のポイントが簡潔にまとめられ本文を読む前段階として補助的役割があります。本文よりも少し大きめサイズが使われます。
記事の表題です。小見出しは本文よりもひと回り大きいサイズで前置き的な要素でよく使われます。中見出しはタイトルと小見出しの中間的なサイズが使われます。
写真や図等を解説する文章です。本文よりも小さな文字が使われます。また、本文が縦組みでも横組みで使われることが多いです。「キャプ」と呼ばれることもあります。
本を広げた状態(見開き)で中央に綴じ目の部分、綴じ側のことです。
ページ番号のことです。
誌名や月号を小さく入れます。
本文組みが入るスペースのことで、柱やノンブルは含まれません。
目的の内容を探しやすいように小口部分につけられた印のことです。辞書や製品案内など情報の多いものに多用されています。
版面から天までの余白のことです。この部分に柱をレイアウトする場合もあります。
ノドの部分の余白でノドアキとも言います。読みづらくなるのと製本の際に文字が隠れてしまう場合があるので文字がある場合は十分に余白をとります。
版面から小口までの余白のことで、この部分にレイアウトする際は裁ち落としに注意が必要です。
版面から地までの余白のことで、小口側にノンブル、注釈が入ることもあります。
段組における段と段の間隔のことです。適度なスペースがないと本文が読みづらくなるので気を付けましょう。
冊子デザインにおける版面の考え方
誌面における版面の大きさは媒体のイメージによって変わっていきます。読者に与えたいイメージを考えながら版面のスペースを決めていきましょう。
デザイン的な印象だけでなく、文字の読みやすさや内容の伝わりやすさを考慮することが必要です。
一般的に版面が大きいほど段組の数が多くなります。段数を増やすことで行長が短く文字サイズを小さくすることができるので、より多くの情報を載せることができます。
余白の広さはレイアウトデザインの重要なポイントで余白が広くなると誌面が狭くなり、情報量も少なくなるが、落ち着いた印象になります。
[参考文献]
『カラー図解 DTP&印刷スーパーしくみ事典 2014』(2014)ワークスコーポレーション 書籍編集部編
- 冊子について
Microsoft Officeのデータをモノクロデータにする方法をご紹介しています。データの一部カラーが残っていると再入稿になる場合があります。
ビジネスにおける封筒印刷の基礎知識と注意点について説明しています。サイズや形状に関する基礎から相手に送るときに気を付けたい宛名書きのポイントや印刷データ作成時の注意点を解説しています。
印刷用紙厚さは「kg」で表します。印刷通販でご注文の際に紙を選ぶときに重要な知識です。基本を知ってチラシやフライヤー、冊子など仕上がりや加工、使用する用途によって適切な厚みを選びましょう。
私製はがき(ポストカード)をつくるときの注意点をご紹介しています。私製はがきを通常はがき料金で送るには作成時に注意したいルールがあります。その規定を理解してDMや挨拶状の作成に活かしてください。
フライヤーやDM、名刺に便利なQRコードの掲載の注意点をご紹介しています。QRコードはスマホや携帯などのアプリで簡単にWEBサイトや連絡先登録などへの誘導することができるので大変便利です。