印刷通販を注文するなら知っておきたい基礎知識
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冊子の用途別に製本方法を選ぼう!
用途別に選ぶ製本とおすすめ用紙情報
冊子とは、簡単に言えば"糸やホチキス、もしくは糊などを使用して綴じられた書物"のこと。
リーフレットや紙きれとは違い、必ず表紙が付いていることが特徴であり、綴じるページの枚数や、綴じ方によって様々な種類に分けられます。つまり、どんな時にどの冊子を用いるべきか、使い道を理解しておくことで、最適な仕上がりの冊子が完成するでしょう。
そこで今回は、冊子のおすすめのサイズや用紙などを、用途別に分けながらご紹介します。
冊子の使用用途は、大きく分けて3つあります。
各使用用途について、説明していきます。

商品の販売目的や、企業の営業ツールとして冊子を使う場合は、出来るだけコストを抑えることがポイント。
また"会社案内やカタログなどは送付、保管を考えてA4サイズにする"といった、活用場面によって、用紙サイズを考えることも大切でしょう。
他にも、"広報誌などは安全面が考慮でき、企業や商品のイメージがしやすい「綴じなしパンフ」にする"といった、どのような場面で、どのような冊子を使うのかを考えることも重要なポイントとなってくるでしょう。

印刷された用紙を重ね、中心から二つ折りにした部分をホチキスや糸で綴じた製法。
冊子の製法として、最もスタンダードであるため、低価格で作成できます。
そのため、「経費を抑えて冊子を作成したい」と考えている企業にはピッタリかもしれません。
"中綴じ製本"の大きな特徴としては、180度大きく開けた状態であることです。
そのため、"商品パンフレット"の場合は、商品のデザインが非常に見やすく、上品な印象を読み手に与えられます。
もし"会社案内"として作成するならば、少し厚手の用紙を用いることで、さらに上品さと落ち着きさ与えられるのでおススメです。
しかしページ数が多い場合は、上手く綴じれない可能性があるため、"中綴じ製本"は少ないページ数の冊子を作成するのに向いているでしょう。

"通信販売カタログ"などのページ数が多い冊子を作成する場合は、 ”無線綴じ製本”がおすすめ。
"無線綴じ製本"はシンプルな作り方でありながらも、強度が増すため、一気に高級感がでます。
ただし、"中綴じ製本"と比較すると、コストが上がってしまう点がデメリット。
したがって、配布、送付によるコストを考えるなら、用紙を薄紙にし、厚みと重さを抑えてみるのも、1つの方法です。
もし、大量部数をご希望の場合はお見積もり・お問い合わせフォームにて対応いたします。

2つに折った用紙を重ね、最終的に冊子状にまとめる製法。
主に、社内報や地域広報誌に人気です。
"綴じなし"の大きな特徴は、ホチキスや糸を使用しないこと。したがって、読んでいる最中に指を怪我する恐れはありません。
また6Pにも対応しているので、2つ折りパンフレットに1枚ペラパンフを差し込む手間が省けます。

冊子は、イベント情報冊子や写真集にも活用されます。
特に写真集の場合、写真やイラストなどを多く使って綺麗に仕上げたいので、用紙の種類を塗工紙にすると良いでしょう。
また、厚めの紙にしてPP貼り加工を追加し、より高級感や耐久性をアップさせることで、しっかりとした冊子になるのでおすすめです。

写真集は、コート紙やマットコート紙などの塗工紙がおすすめ!
コート紙はツルツルとした感触が特徴ですが、マットコート紙はツルツルした感触がなく上品な仕上がりとなるのが特徴です。
表紙をワンランク綺麗に仕上げたいなら、表紙のみPP加工を追加することもできます。

一番メジャーな同人誌のB5サイズや一回り大きい写真集向きのA4サイズが人気です。オンデマンド印刷なら表紙の紙種を変更しても価格そのままでお得です!

イベント冊子なら、綴じなしパンフがおすすめ!
見開き2つ折りにチラシや1枚ペラでイベント会場地図を差し込むなど、6P冊子としても活用しやすいでしょう。また、大量部数にも対応していて便利です。

小さなお子様も安心して読めるよう、製法は無線綴じが無難です。またサイズに関しても、イラスト集や絵本は、小さめサイズのB5やA5が人気。
表紙の紙を変えてグロスPP加工をすると、よりしっかりとした冊子に仕上がります!
ただ、先ほども説明した通り、無線綴じ製法はややコストが上がってしまうことが難点。
もし、大量部数をご希望の際や、加工などはお見積もり・お問い合わせフォームください。

用紙によっては、文字の書きやすさや読みやすさなどが変わってくるため、文字やグラフなどの多い論文や企画書、文集は、可読性の高いマットコートや上質紙、問題集や学習書なら加筆性を考えて上質紙がおススメです。

文字やグラフなどが多い論文や、企画書を綺麗に仕上げるならマットコートがオススメです。
表紙と本文を別にして、表紙は厚手用紙で見栄えよくするのもGood!
ただしマットコート紙の場合は、インクが乾くのに時間がかかってしまうため、マットコート紙を使って冊子作成を考えている場合は、納期に余裕を持たせた方が良いでしょう。

加筆する問題集や学習書は、上質紙を選ぶことをお勧めします。上質紙は、一般的なコピー用紙と同じ用紙であり、加筆しやすい素材です。
弊社ではモノクロ印刷や大量部数などの対応も可能!必要な際はお見積もり・お問い合わせフォームさせて頂きます。
まとめ
今回は、冊子のおすすめのサイズや用紙などを、用途別に分けながらご紹介させていただきました。
弊社では優秀なスタッフが、お客様のご要望に合わせたものをご提案させていただきます。
また、冊子に関する大量部数、掲載商品にないもの等は別途お見積りにて対応致します。
ご不明な点はお気軽に、 サポートセンターへお問い合わせください。

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