塗り足し自動処理システムについて
塗り足しの自動処理システムが導入されました。
お客様によりご利用いただきやすくするため、塗り足しの自動処理システムを導入いたしました。
これまで、データチェック時に塗り足しが不足しているデータに関しては、データ不備による再入稿を依頼させていただいておりましたが、塗り足しの自動処理システムの「ミラーリング」により「塗り足し不足」を自動で処理することができるようになりました。これにより塗り足しによるデータ不備にはならず、データ再入稿の手間を省くことができます。
※あくまでも自動処理による塗り足し追加になるため、最初から塗り足しをデータで作成することを推奨しております。
紙の端まで確実に印刷したい場合「塗り足し」は必要です。
弊社では、仕上がり時に紙端に白ふちを出さずにきれいに印刷したい場合は塗り足しをつけて頂くようお願いしております。
断裁位置を起点にして、紙面の端の着色部分を外側に3mm 反転し、塗り足し(裁ち落とし部分)を作成します。塗り足し(裁ち落とし部分)を作成することによって、紙面の端をきれいに仕上げることができます。
塗り足しの不足データの対応について
データ入稿時に、塗り足し自動補正希望の方はデータチェック品質項目で「塗り足し自動補正あり(通常チェック)」をお選びください。
※1 つの辺で1か所でもミラーリングの起点まで着色されていれば反転されますが、1つの辺でどこもミラーリングの起点に達していなければ断裁位置に付近に絵柄があっても反転されません。
塗り足しの自動処理(ミラーリング)の事例集
【1】背景に色や写真があり、仕上がりサイズで作られたデータの場合
塗り足しがない場合、自動でミラーリング処理を行います。
【2】断裁位置付近に文字や白地がある場合
断裁後の紙面の端に白地が残る場合があります。
【3】断裁位置にあるオブジェクトの状態によってミラーリングの処理が変わります。
【3-A】断裁位置付近に何もなければ自動処理しても塗り足しはつきません。
一つの辺で、どの部分も断裁位置に達していないため、ミラーリングの起点から3mmの範囲に背景があっても塗り足しは作成されません
【3-B・C】紙面の端に反転した絵柄の端が残る場合があります
【4】罫線の位置にもご注意ください。
【4-D】断裁位置にある罫線は消えません
断裁位置の実線はそのまま残ります
【4-E】断裁位置付近に線がある場合
ミラーリングによって線が増えてしまって断裁後の紙面の端に残る場合があります。