ユポ紙の特徴は?メリットやデメリット、使用例をわかりやすく解説
屋外に掲示するポスターや耐水性が求められるラベルなど、一般的な紙では対応しにくい印刷物を制作する場面があります。
そのような用途で注目されているのが、ユポ紙と呼ばれる特殊な素材です。ユポ紙はポリプロピレンを主原料とする合成紙であり、水濡れや破損に強い性質を持っています。
本記事では、ユポ紙の基本的な特徴やメリット・デメリットを整理したうえで、具体的な使用例や印刷を依頼する際のポイントまで解説します。素材選びの判断材料として、ぜひ参考にしてください。
ユポ紙の特徴
ユポ紙は、一般的なコート紙や上質紙とは異なる構造を持つ素材です。木材パルプを原料とする通常の紙とは製造方法から大きく異なり、耐久性や耐水性に優れた特性を備えています。
プラスチックフィルムに近い性質を持ちながらも、紙のような外観や筆記適性を兼ね備えている点がユポ紙の大きな特徴です。ここでは、ユポ紙の名前の由来や素材の構成、重量と紙厚の特徴について確認していきましょう。
名前の由来
ユポ紙のユポという名称は、株式会社ユポ・コーポレーションが開発・製造を手がける商品名に由来します。この名称は商標登録されており、合成紙の代名詞として広く知られています。
もともとユポは森林資源の保護を目的に、一般紙に代わる新しい素材として1960年代に開発が始まった製品です。
1971年の商業生産開始以降、国内外の印刷市場で普及が進み、現在では世界70か国以上で使用されるブランドへと発展を遂げています。合成紙にはさまざまな製品がありますが、ユポはそのなかでも代表的な存在です。
素材
ユポ紙の主原料は、合成樹脂の一種であるポリプロピレンと天然鉱物の無機充填材です。木材パルプは一切使用されていません。これらの原料に少量の添加剤を加え、二軸延伸フィルム成形法という独自の製法で製造されます。
この工程でミクロボイドと呼ばれる微細な空孔が発生し、プラスチックフィルムのような強度を維持しながら、紙に近いしなやかさや筆記適性を実現しています。
見た目や手触りは紙に似ていますが、実際にはプラスチックフィルムに近い素材であることが大きな特徴です。
重量と紙厚の特徴
ユポ紙はミクロボイドを含む特殊な構造を持つため、同じ厚さのコート紙と比較して軽量に仕上がっています。水に浮かべることも可能なほど軽く、持ち運びが求められる用途でも負担を抑えられます。
紙厚の単位にはμm(マイクロメートル)が使われ、60~300μm程度まで幅広いラインアップがそろっている点も特徴です。
用途に応じて適切な厚みを選ぶことが重要であり、ポスターやメニューなど使用場面ごとに推奨される紙厚が異なる点を覚えておく必要があります。
私たち印刷通販JBFは、印刷工場が直接運営するネット印刷サービスとして、ユポ紙のような特殊な用紙を使った印刷にも対応しています。
工場の技術スタッフが仕様や用紙選びの段階からご相談に応じ、お客様の用途に適した紙厚や仕上がりイメージを確認しながら進められる体制です。失敗できない印刷を任せられるパートナーとして、まずはお気軽にお問い合わせください。
お見積り・ご相談はこちら 失敗できない印刷をプロに相談するユポ紙は合成紙
合成紙とは、合成樹脂を主原料として製造され、プラスチックフィルムの特性を持ちながら紙のような外観や印刷適性を備えた製品の総称です。ユポ紙はこの合成紙の一種にあたり、フィルム法合成紙と呼ばれる製法で作られています。
合成紙の製法にはフィルム法のほかに、ファイバー法やフィルムラミネート法などがありますが、現在はフィルム法が主流です。ユポ紙が合成紙に分類されるのは、原料に木材パルプを使用せず、ポリプロピレンと無機充填材から成膜されているためです。
通常の紙が水に弱く破れやすい性質を持つのに対し、合成紙であるユポ紙は水濡れに強く破損しにくい特性を備えています。見た目は紙と区別がつきにくいものの、素材の構造は大きく異なることを理解しておくことが大切です。
ユポ紙のグレード
ユポ紙には用途や印刷条件に応じた複数のグレードが用意されています。代表的なものとして、汎用性の高いニューユポFGSが挙げられます。
厚みのバリエーションが豊富で、油性オフセット印刷やUVオフセット印刷の両方に対応できるため、幅広い用途で使われているグレードです。印刷品質を重視する場合はウルトラユポが適しています。
ユポ用インキの乾燥時間をニューユポよりも大幅に短縮しており、納期短縮にも貢献します。さらに印刷適性に特化したスーパーユポは、紙用インキでも印刷が可能なグレードです。
このほか、粘着加工が施された易剥離ユポやデジタル印刷機対応のユポコートなど、特殊な用途向けの製品も展開されています。目的に応じて適切なグレードを選ぶことが、仕上がり品質を左右する重要なポイントです。
ユポ紙のメリット
ユポ紙は一般的な紙と比較して、機能面でさまざまな利点を持つ素材です。耐久性や耐水性だけでなく、筆記のしやすさや表面加工との相性など、実用面で優れた特徴を備えています。
通常の紙では実現しにくい用途にも対応できる点が、ユポ紙が幅広い分野で選ばれている理由の一つです。ここでは、ユポ紙を印刷物に使用する際に知っておきたい代表的なメリットについて確認していきましょう。
書きやすい
ユポ紙は、表面にミクロボイドと呼ばれる微細な空孔を持つ構造のため、油性ペンだけでなく鉛筆でも書き込むことが可能です。プラスチックフィルムでは鉛筆の筆記が困難ですが、ユポ紙は紙に近い書き心地を実現しています。
この特性は選挙の投票用紙に使われている理由の一つでもあります。記入欄を設けた帳票類やアンケート用紙など、筆記が求められる印刷物でも活用できる点が強みです。
耐水性を維持しながら書きやすさも兼ね備えた素材は限られるため、この点はユポ紙ならではの利点です。
折りたたんでも自然に開く
ユポ紙には折りに対する復元性が高いという特性があります。紙を折りたたんで投函したり保管したりしても、しばらくすると自然に開く方向に戻ろうとします。
一般的な紙は、折り目がそのまま残りやすく、折った状態で固定されてしまうことがほとんどです。一方、ユポ紙はポリプロピレンを主原料としているため、折り曲げても元の形状に戻ろうとする力が働きます。
この復元性を活用した代表的な例が選挙の投票用紙です。有権者が記入後に折って投票箱に入れても、箱のなかで自然に開くため、開票作業を効率的に進められます。
耐久性が高い
ユポ紙は引っ張りや折り曲げ、衝撃に対してとても強い耐性を持つ素材です。一般的な紙であれば手で簡単にちぎることが可能ですが、ユポ紙は手で破ることが困難なほどの強度を備えています。
長期間にわたって使用するポスターや、繰り返し手に取られるメニュー表など、物理的な負荷がかかりやすい印刷物に向いている素材です。
風雨にさらされる屋外掲示物であっても紙面が劣化しにくく、張り替えの頻度を減らせるという実用的なメリットもあります。耐久性を求められる場面では、ユポ紙が有力な選択肢の一つです。
耐水性に優れている
ユポ紙の主原料であるポリプロピレンは、水分を吸収しない性質を持つ素材です。そのため、雨や水しぶきにさらされても紙面がふやけたり強度が低下したりすることが、ほとんどないといわれています。
一般的な紙は水に濡れるとインクがにじんだり破れやすくなったりしますが、ユポ紙ではこうした問題が発生しにくい点が特徴です。
飲食店のメニューや屋外用のポスター、浴室で使用する教材など、水が関わる環境で利用される印刷物に適しています。耐水性が求められる用途では、ラミネート加工を施さなくても素材自体が水に強いため、コスト面でも有利です。
均一で滑らかなので表面加工しやすい
ユポ紙は、表面が均一で滑らかに仕上がっているため、ラミネートやコーティングといった表面加工との相性が優れています。
一般的な紙は繊維の方向や密度にばらつきが生じることがありますが、ユポ紙はフィルム成形法で製造されているため、表面の平滑性が高い水準で保たれます。
このため加工時に気泡やしわが入りにくく、仕上がりの品質が安定しやすい点が利点です。印刷後にPP加工やニス加工を施す場合にも、ユポ紙の平滑な表面は加工精度の向上に寄与します。
油や薬品に強い
ユポ紙はポリプロピレンを主原料としているため、油脂類や酸・アルカリ、有機溶剤といった薬品に触れても品質が劣化しにくい点が特徴です。
通常の紙は油分が付着するとシミになったり、薬品によって変色や破損が発生したりする恐れがあります。しかしユポ紙の場合、これらの物質に接触しても表面が変化する心配はほぼ不要です。
こうした耐薬品性を活かして、化学製品や洗剤容器のラベル、工業現場で使用する注意銘板などに使われるケースが見られます。液体を取り扱う環境での印刷物には、ユポ紙の耐薬品性が大きな強みです。
私たち印刷通販JBFは、用途に合わせた用紙選びから印刷仕様の調整まで、経験豊富なスタッフが一貫してサポートする体制を整えています。
ユポ紙のように特殊な素材を使用する場合でも、自社工場の設備と技術力を活かして仕上がりの品質を管理できる環境です。
仕様のご相談やお見積もりも承っておりますので、失敗できない印刷を任せられる印刷会社をお探しの方は、ぜひ一度ご連絡ください。
お見積り・ご相談はこちら 失敗できない印刷をプロに相談するユポ紙のデメリット
ユポ紙には耐水性や耐久性といった優れたメリットがありますが、印刷物として使用するうえではいくつかの制約も存在します。
コスト面や印刷工程での注意点を事前に把握しておくことで、発注時のトラブルを未然に防ぐことにつながります。ここでは、ユポ紙を使用する際に確認しておきたいデメリットについて解説していきましょう。
一般紙よりコストが高い傾向がある
ユポ紙は、一般的なコート紙や上質紙と比べて、用紙の単価が高い傾向にあります。主原料がポリプロピレンという合成樹脂であることや、特殊な製法で製造されていることが価格に影響しています。
加えて、ユポ紙に対応できる印刷機やインキが限定されるため、印刷工程の費用も上乗せされるケースが少なくありません。
大量部数の印刷物ではコスト差が大きくなるため、用途や予算に応じて一般紙との使い分けを検討する必要があります。耐水性や耐久性が求められる場面に絞って使用すれば、費用対効果を高める運用が可能です。
印刷機やインクとの相性がある
ユポ紙は、すべての印刷機で対応できるわけではなく、使用する機材やインキに制約がある点に注意が必要です。一般的な油性オフセット印刷では、ユポ専用のインキを使用することが推奨されています。
通常の紙用インキではインキの定着が不十分になり、仕上がりにムラが生じる可能性があります。また、グレードによって適合する印刷方式が異なるため、事前に仕様を確認しておくことが欠かせません。
ユポ紙の印刷に対応できる設備と知識を持った印刷会社に依頼することが、品質を確保するうえで重要なポイントです。
折りラミネート加工には注意が必要
ユポ紙はポリプロピレンを主原料としているため、一般的な紙とは加工時の挙動が異なる場合があります。
折り加工を行う場合、紙のように折り目がきれいにつきにくく、復元しようとする力が働く点に注意が必要です。また、ラミネートフィルムとの密着性においても、素材の相性を考慮した選定が求められます。
加工条件が不適切であれば、ラミネートが剥がれたり折り部分にひび割れが生じたりするリスクがあるため、ユポ紙の加工経験がある印刷会社に相談することをおすすめします。仕上がりの品質を左右する工程であるため、事前の打ち合わせが欠かせません。
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お見積り・ご相談はこちら 失敗できない印刷をプロに相談するユポ紙の使用例
ユポ紙は耐水性や耐久性に優れた特性を活かして、さまざまな分野の印刷物に使われています。日常生活のなかで目にする機会も少なくなく、身近な場面で活用されている素材です。
一般的な紙では対応が難しい環境でも品質を維持できることから、特定の用途では欠かせない存在です。ここでは、ユポ紙が実際に使われている代表的な使用例について紹介していきます。
選挙の投票用紙
ユポ紙の代表的な使用例として広く知られているのが、選挙の投票用紙です。
投票用紙には、鉛筆やボールペンでの筆記適性が求められるほか、折りたたんで投票箱に入れた後に自然に開く復元性が必要です。ユポ紙はこれらの条件を満たしており、全国各地の選挙で長年にわたって使われています。
通常の紙であれば折り目がそのまま残りますが、ユポ紙は折り曲げても元の形状に戻ろうとするため、開票作業を効率的に進められるという利点があります。投票用紙として長年使われている点が、ユポ紙の信頼性を示す好例です。
ポスター
屋外に長期間掲示するポスターにも、ユポ紙は広く使われています。風雨にさらされる環境では一般的な紙はすぐに劣化してしまいますが、ユポ紙であれば水濡れによるふやけや破損を防ぐことが可能です。
選挙ポスターをはじめ、イベント告知や店舗案内など、屋外での視認性を維持する必要がある掲示物に適しています。耐候インキと組み合わせれば、紫外線による色褪せも軽減できるため、長期間にわたって鮮明な印刷面を維持できる点も利点です。
地図
登山やハイキングなどで使用される山岳地図や観光マップにも、ユポ紙が使われています。屋外で使用する地図は雨や汗で濡れる可能性が高く、通常の紙では破れたりインクがにじんだりする恐れがあります。
ユポ紙であれば濡れた状態でも紙面が損なわれず、繰り返し折りたたんで持ち歩いても破損しにくい点が特徴です。軽量であることも携帯性の面で利点となり、長時間の屋外活動で荷物の負担を軽減できます。
ラベル
シャンプーや洗剤といった日用品のボトルに貼付される商品ラベルにも、ユポ紙が使用されています。浴室やキッチンなど水回りで使用される製品のラベルには、耐水性と耐久性が欠かせません。
ユポ紙は水に濡れてもラベルが剥がれたりインクがにじんだりしにくいため、長期間にわたる商品情報の維持が可能です。加えて、油脂類や薬品に対する耐性も持っているため、化学製品や食品容器のラベル素材としても利用が広がっています。
電飾看板
商業施設や飲食店の電飾看板に使用されるフィルム素材としても、ユポ紙は活用されています。電飾看板は内部の照明によって表面のグラフィックを照らし出す仕組みであり、使用される素材には光の透過性と耐久性が必要です。
ユポ紙は、均一な表面と適度な光透過性を持っているため、看板用のフィルム素材として使われる場合もあります。屋外に設置される看板では、風雨や紫外線への耐性も重要であり、ユポ紙の持つ耐候性がこれらの条件を満たしている点が強みです。
入場パスやリフト券
イベント会場の入場パスやスキー場のリフト券など、短期間の使い捨て用途にもユポ紙は使われています。これらの用途では、雨や雪で濡れても破損しないことが求められます。
ユポ紙は水に強いだけでなく、リストバンド型に加工して手首に巻きつける使い方にも対応可能です。一般的な紙で制作したリフト券やパスは濡れるとすぐに使えなくなるリスクがありますが、ユポ紙であれば使用中の破損を防ぎ、印字された情報を維持できます。
私たち印刷通販JBFは、ポスターやラベルをはじめ、さまざまな用途の印刷物制作に対応できるネット印刷サービスです。
ユポ紙を使った印刷では、用途に応じたグレードの選定や印刷条件の調整が仕上がりを左右するため、自社工場の技術スタッフが素材の特性を踏まえたアドバイスを行っています。
失敗できない印刷を任せられる体制を整えておりますので、ユポ紙での印刷をご検討の方はぜひお問い合わせください。
お見積り・ご相談はこちら 失敗できない印刷をプロに相談するユポ紙を入手できる場所
ユポ紙を入手する方法としては、専門の紙販売店や通販サイトを通じて購入する方法と、印刷会社に印刷と合わせて依頼する方法の2つがあります。
紙販売店ではニューユポFGSなどのグレードが全紙やA4サイズなどで販売されており、小ロットからの購入が可能です。ただし、ユポ紙は一般的な文房具店やホームセンターでは取り扱いが少なく、入手先が限られるケースが見られます。
印刷用途でユポ紙を使用する場合は、印刷会社にまとめて用紙の手配から印刷・加工までを依頼するのが一般的な方法です。印刷会社であればグレードや紙厚の選定も含めて相談できるため、用途に適した仕様を効率よく決められます。
ユポ紙はリサイクルできる?
ユポ紙は、ポリプロピレンを主原料とする合成紙であるため、木材パルプから作られた一般的な紙と同じ方法ではリサイクルができません。水に溶けない性質を持っているため、古紙回収の工程に混入すると再生処理に支障をきたす可能性があります。
廃棄する場合は、家庭ゴミであれば各自治体のプラスチック分類にしたがって処理し、事業ゴミの場合は産業廃棄物としての処理が必要です。
一方で、ユポ・コーポレーションの工場では、印刷前の断裁端材などを溶かしてユポの原料として再利用する取り組みが行われています。
印刷済みの廃棄物についても、プラスチックパレットなどの再生加工品の原料として利用が可能です。焼却した場合は熱エネルギーとして有効活用され、焼却時に有害な塩素ガスが発生しない点も環境面での特徴の一つです。
ユポ紙の印刷における注意点
ユポ紙は、一般的な紙とは素材の性質が大きく異なるため、印刷を行う際にはいくつかの技術的な注意点を把握しておく必要があります。
適切な機材やインキを使用しなければ、仕上がりの品質に影響が出たり、印刷機のトラブルにつながったりする場合があります。ここでは、ユポ紙に印刷する際に確認すべきポイントについて見ていきましょう。
レーザープリンターの印刷はNG
ユポ紙は、ポリプロピレンを主原料とする合成紙であるため、レーザープリンターでの印刷には対応していません。
レーザープリンターは内部で高温の熱を加えてトナーを定着させる仕組みですが、ユポ紙は熱に対する耐性が低く、高温にさらされると素材が伸縮・変形してしまいます。
プリンター内部にユポ紙が張り付いて機器の故障を引き起こすリスクもあるため、レーザープリンターへの使用は避ける必要があります。ユポ紙に印刷する場合は、オフセット印刷やUV印刷など、対応した印刷方式を選択することが前提です。
ユポ紙専用のインキが必要
ユポ紙に油性オフセット印刷を行う場合、通常の紙用インキではなくユポ専用のインキを使用することが推奨されています。ユポ紙の表面はポリプロピレン由来の滑らかな構造であるため、一般的なインキではインキの乗りが悪く、定着が不十分になる可能性があります。
仕上がりにムラが発生したり、擦れでインキが剥がれたりする原因にもなるため、専用インキの使用は品質を確保するうえで欠かせません。ただし、スーパーユポなど一部のグレードでは紙用インキでの印刷にも対応しています。
インキがなかなか乾かない
ユポ紙はポリプロピレンを主原料とするため、一般的な紙と比べてインキの乾燥に時間がかかる傾向があります。通常の紙では紙の繊維がインキの溶剤を吸収することで乾燥が進みますが、ユポ紙は水分や溶剤を吸収しにくい構造のため、乾燥が遅くなる点に注意が必要です。
印刷工程のスケジュールには、ゆとりを持たせる必要があります。乾燥時間を短縮したい場合は、ウルトラユポやスーパーユポなど、速乾性に優れたグレードの使用を検討しましょう。
ユポ紙の印刷は専門業者に依頼すべき
ユポ紙への印刷は、一般的な紙の印刷と比べて専門的な知識と設備が求められる工程です。使用できるインキや印刷方式に制約があるため、対応できる印刷会社は限られており、業者選びが仕上がりの品質を大きく左右します。
ここでは、ユポ紙の印刷を専門業者に依頼すべき理由について、2つの観点から見ていきましょう。
高品質なオフセット印刷ができる業者
ユポ紙で高品質な印刷物を制作するには、オフセット印刷の技術力が高い印刷会社に依頼することが重要です。
オフセット印刷は色の再現性に優れた印刷方式ですが、ユポ紙に対応するためには専用インキの取り扱いや乾燥時間の管理など、通常の紙とは異なるノウハウが求められます。
インキの乗り具合や色の発色は印刷機の設定や温湿度の管理にも影響されるため、ユポ紙の印刷経験がある業者を選ぶことが、思い通りの仕上がりを得るための近道です。
対応できるリソースがない場合は印刷できない
ユポ紙の印刷には専用のインキや対応可能な印刷機材が必要であり、これらのリソースを持たない印刷会社ではそもそも対応ができません。
通常の紙であればほとんどの印刷会社で取り扱いが可能ですが、ユポ紙は素材の特性上、使用できるインキや加工方法に制約があります。
設備面の条件を満たしていない場合、受注自体を断られるケースも想定されます。そのため、ユポ紙の印刷を検討する段階で、対応経験のある業者をリストアップしておくことが効率的な進め方です。
私たち印刷通販JBFは、自社工場で印刷から加工まで一貫して対応できるネット印刷サービスです。ユポ紙のような特殊素材の印刷でも、工場スタッフが印刷条件の調整や仕上がりの確認を直接行い、品質を管理しています。
用紙の選定や仕様に関する疑問点についてもお気軽にご相談ください。失敗できない印刷を任せられるパートナーをお探しの方は、まずは印刷通販JBFにご連絡ください。
お見積り・ご相談はこちら 失敗できない印刷をプロに相談するユポ紙への印刷に対応した業者の選び方
ユポ紙への印刷を依頼する際には、業者選びの基準を明確にしておくことが重要です。まず確認すべきは、その印刷会社がユポ紙に対応した印刷設備と専用インキを保有しているかどうかです。
設備面の条件を満たしていなければ、そもそも受注ができないため、問い合わせの段階で確認しておく必要があります。次に注目したいのが、ユポ紙の印刷経験の有無です。
ユポ紙は一般紙と異なるインキの乾燥時間や加工特性を持つため、経験のある業者であれば印刷条件の調整がスムーズに進みます。さらに、仕様の相談ができるサポート体制の有無も選定基準の一つです。
用紙のグレードや紙厚、加工内容について事前に確認・提案を受けられる業者であれば、仕上がりのイメージとのギャップを防げます。価格や納期の比較も大切ですが、ユポ紙の印刷では品質管理の体制がより重要な判断材料です。
私たち印刷通販JBFは、印刷工場が直接運営するネット印刷サービスとして、ユポ紙のような特殊な用紙を使った印刷にも対応しています。
工場の技術スタッフが仕様や用紙選びの段階からご相談に応じ、お客様の用途に適した紙厚や仕上がりイメージを確認しながら進められる体制です。失敗できない印刷を任せられるパートナーとして、まずはお気軽にお問い合わせください。
お見積り・ご相談はこちら 失敗できない印刷をプロに相談する印刷業者にユポ紙での印刷を依頼した場合の価格相場
ユポ紙を使用した印刷は、一般的なコート紙や上質紙と比べて費用が高くなる傾向にあります。用紙自体の単価が高いことに加えて、専用インキの使用や乾燥時間の確保など、印刷工程に追加のコストが発生します。
価格は、グレード・紙厚・印刷部数・サイズ・加工の有無によって変動するため、一概に相場を示すことは困難です。部数が少ないほど1枚あたりのコストは高くなる傾向があり、発注前に複数の印刷会社から見積もりを取得して比較することをおすすめします。
予算を抑えるためには、仕様を整理したうえで過不足のないグレードや紙厚を選定する方法が有効です。印刷会社によっては用紙と印刷をセットで提供することでコストを調整できる場合もあるため、相談時に確認してみてください。
耐久性や耐水性の高いユポ紙を使った印刷を依頼するなら
ユポ紙は耐水性や耐久性、筆記適性を兼ね備えた合成紙であり、投票用紙・ポスター・ラベルなどの幅広い用途で活用されています。
一方で、専用インキの使用や乾燥時間の管理が求められるほか、対応できる印刷機やグレードの選定にも専門知識が欠かせません。
コスト面でも一般紙より高くなる傾向があるため、用途に応じた仕様の見直しが仕上がりと費用対効果の両面で重要なポイントとなります。ユポ紙の特性を十分に活かすためには、素材への理解と印刷の経験を持つ印刷会社を選ぶことが大切です。
私たち印刷通販JBFは、創業79年の印刷工場が直接運営するネット印刷サービスとして、ユポ紙のような特殊素材の印刷にも対応しています。
用途やご予算に応じたグレードの選定から仕上がりの品質管理まで、工場スタッフの目で確認しながら進める体制を整えています。失敗できない印刷を任せられるパートナーをお探しの方は、ぜひ印刷通販JBFにお問い合わせください。
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