圧着DMとは?種類や圧着はがき・圧着加工の特徴、メリットデメリットと依頼できる印刷会社を解説
業務でDM発送や請求書・通知書の郵送を担当している方のなかには、「圧着DMってどのような仕組みなのか」「封書と何が違うのか」と疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。
圧着DMは、通常はがきと同じ郵送料金で2〜3倍の情報を届けられる、費用対効果に優れた郵送手段です。
この記事では、圧着DMの仕組みや種類・加工方法・メリット・デメリット・印刷会社の選び方まで、実務に役立つ情報を網羅的に解説します。
圧着DMとは
圧着DMとは、用紙を折り畳んだ状態で専用の糊やニスを塗布し、熱や圧力を加えて中面を接着したダイレクトメールのことです。
外側からは中の情報が見えないため、個人情報を含む内容でも安心感を持って送付できます。
通常のハガキは表裏の2面しか使えませんが、圧着DMは折り方によって4面〜6面分の情報を載せることができます。
圧着後のサイズが通常ハガキと同じであれば、郵送料金も変わりません。つまり、同じコストでより多くの情報を届けられる、情報量と費用対効果に優れた郵送手段です。
身近な例では、飲食店のキャンペーン案内や、ねんきん定期便などがこの形式を採用しています。
企業のDM施策においても、販促案内・請求書・会員向け通知書など、幅広いビジネス用途で活用されています。
圧着DMはがきとは
圧着DMはがきとは、通常はがきと同じサイズの仕上がりでありながら、折り畳んだ中面に多くの情報を掲載できるはがき型のダイレクトメールです。
仕組みとしては、用紙を折った状態で専用の糊やニスを塗布し、熱と圧力で中面を接着させています。
受取人が手で剥がして初めて中身を確認できる構造のため、外から内容が見えません。
そのため、氏名・ポイント残高・契約情報などの個人情報を含む通知を送る際にも活用できます。
折り方はV折とZ折が代表的で、V折なら通常はがきの2倍、Z折なら3倍の情報面積を確保できます。
圧着後のサイズが通常はがきの規格(100mm×148mm、重量6g以内)に収まっていれば、郵送料金は1通85円と通常はがきと同じです。
販促DMや請求書、会員向け通知書など、コストを抑えながら多くの情報を届けたいという場面に適したDM形式です。
圧着DMのセキュリティ
圧着DMは、個人情報を安全性高く届けられる点が大きな特徴です。
通常のはがきは、表面に印刷した内容が誰でも確認できる状態で届きます。
一方、圧着DMは折り畳んだ内側をUVニスやフィルム・糊などで接着しているため、受取人本人が剥がすまで中面の情報は外から見えません。
氏名・会員番号・契約内容・請求金額といった、第三者に知られたくない情報を記載する際に適しています。
また、圧着DMは一度剥がすと再接着できません。
封書であれば開封後に再度封をすることができますが、圧着DMは開封の痕跡が残るため、配送中に誰かが確認したかどうかをすぐに判別できます。
この秘匿性の高さから、金融機関・保険会社・通信会社など、個人情報保護が特に求められる業種で広く活用されています。
封筒を使わずに封書と同等のセキュリティを確保できるため、コストを抑えながら安全性の高い郵送を実現できるのが圧着DMの実務上の強みです。
圧着DMと通常のDMの違い
圧着DMと通常のはがきDMは、どちらも郵送による情報発信という点では同じです。
しかし、構造の違いによって開封率や掲載できる情報量に大きな差が生まれます。
自社の目的やターゲットに合ったDM形式を選ぶために、まず両者の違いを整理しておきましょう。
開封率
圧着DMは、通常はがきと比べて開封率が高い傾向があります。
通常のはがきは、届いた時点で内容がすべて見えているため、受取人があらためて確認しようと行動するきっかけが生まれにくい面があります。
一方、圧着DMは中面が接着されており、剥がさなければ内容を読めません。何が書いてあるのか知りたいという心理が自然と働くため、開封してもらいやすい構造です。
また、封書と比べると圧着DMは剥がすだけのワンアクションで完結します。封を切る手間がないぶん心理的なハードルが低く、手に取った流れでそのまま開封されやすい点も特徴です。
情報量
圧着DMは、通常はがきよりも多くの情報を掲載できます。
通常はがきは表裏の2面しか使えませんが、圧着DMはV折なら4面、Z折なら6面を使うことができます。同じ郵送コストでも、掲載できる情報量が2〜3倍になる計算です。
例えば、キャンペーンの概要を表面に、詳細条件やクーポン・QRコードを内側に分けて配置するといった構成が可能です。
情報を詰め込みすぎず、面ごとに役割を整理して設計することで、受取人にとっても読みやすいDMに仕上げられます。
お見積り・ご相談はこちら 失敗できない印刷をプロに相談する圧着DMと通常DMの使い分け
圧着DMと通常のはがきDMは、それぞれ得意な用途が異なります。
どちらが優れているというわけではなく、送る目的・内容・ターゲットによって使い分けることが重要です。
両者の特性を理解したうえで、自社の発送業務に適した形式を選びましょう。
圧着DMの場合
圧着DMは、個人情報を含む内容や、多くの情報を届けたい場面に向いているでしょう。
例えば、会員番号・ポイント残高・請求金額・契約更新の案内など、受取人以外に見られたくない情報を送る際に適しています。
外から内容が見えない構造のため、通常はがきでは対応しにくい秘匿性の高い郵送物を、封書を使わずに発送できます。
また、キャンペーンの詳細条件やクーポン・複数商品の紹介など、1枚のはがきでは収まりきらない情報を届けたい場合にも有効です。
発送コストを抑えながら情報量を確保したいときに、圧着DMを選ぶ判断基準になるでしょう。
通常DMの場合
通常のはがきDMは、シンプルなメッセージを素早く、低コストで届けたい場面に向いています。
例えば来店を促すイベント告知や、期限の迫ったセール案内など、一目で内容が伝わればよい情報の発信に適しています。
圧着加工が不要なぶん、印刷コストや制作の手間を抑えられるため、頻繁に送る定期DMにも使いやすい形式です。
受取人がはがきを手に取った瞬間に内容を把握できるため、ひと言で行動を促したい場合にも効果を発揮します。
隠す必要のない情報で、訴求ポイントを絞り込んで届けたいときは、通常DMが適した選択肢です。
圧着DMの種類
圧着DMは、用紙の折り方によっていくつかの種類に分かれます。
折り方が変わると、掲載できる面数や情報量、開封時の見せ方も異なります。
発送目的や伝えたい情報量に応じて適切な種類を選ぶことが、効果的な圧着DMづくりの第一歩です。
V折圧着DM
V折圧着DMは、圧着DMのなかでもスタンダードな種類です。
用紙を二つ折りにして内面を圧着した形式で、圧着状態では通常はがきと同じサイズに仕上がります。
開くと合計4面を使えるため、通常はがきの2倍の情報を掲載でき、郵送料金も通常はがきと同額です。
シンプルな構造で制作コストを抑えやすく、クーポン案内・請求書・キャンペーンDMなど幅広い用途に対応しています。
初めて圧着DMを発注する場合や、発送部数が多い定期DMにも向いた形式です。
Z折圧着DM
Z折圧着DMは、用紙をアルファベットのZの形に蛇腹状に三つ折りにした種類です。
V折より1面多く6面を使えるため、情報量をさらに増やしたい場合に適しています。
圧着面が2か所あり、受取人は2回剥がしながら中身を確認する構造です。
開封のたびに情報が順番に現れるため、サービスの説明手順や複数のキャンペーン内容を段階的に伝えるといった使い方にも向いています。
情報量はV折より多くなりますが、通常はがきと同じ郵送料金で送れる点は変わりません。
二つ折圧着DM
二つ折圧着DMは、はがきサイズより大きい用紙をシンプルに二つ折りにして圧着した形式です。
V折との違いは用紙サイズにあり、A4などより大きい用紙を折って使うため、開いたときの紙面が広くなります。
商品写真や図解を大きく掲載したい場合や、視覚的なインパクトを重視した販促DMに向いています。
ただし、はがきサイズを超えると第一種郵便物(定形・定形外郵便)扱いとなり、郵送料金がはがきより高くなる点に注意が必要です。
情報量と訴求力を優先したい場面で選ばれる形式です。
お見積り・ご相談はこちら 失敗できない印刷をプロに相談する圧着加工とは
圧着加工とは、折り畳んだ用紙の内面に特殊な薬剤を塗布し、熱や圧力を加えることで紙同士を貼り合わせる加工技術です。
一度剥がすと再接着できない構造が特徴で、DMの中面を外から見えない状態で郵送できます。
圧着加工の仕組みを理解しておくと、印刷発注時の仕様確認がスムーズになるでしょう。
圧力で紙を貼り合わせる加工
圧着加工の基本は、用紙に専用の薬剤を塗布した後、機械で強い圧力をかけて紙同士を密着させる工程です。
使われる薬剤の種類には感圧糊(かんあつのり)・UVニス・PPフィルムなどがあり、それぞれ性質が異なります。
共通しているのは、圧力をかけることで初めて接着が完成する点です。貼り合わせた後は強固に密着するため、配送中に自然と剥がれる心配がありません。
また、一度開封すると元の状態には戻せないため、第三者が途中で確認したかどうかをすぐに判別できます。
この圧力で貼り合わせ、開封跡が残る構造が、圧着加工の大きな特徴です。
糊を使わない圧着加工の仕組み
圧着加工のなかには、一般的な糊を使わずに接着するタイプもあります。代表的なのがUVニス圧着とPPフィルム圧着です。
UVニス圧着は、印刷面に紫外線で硬化する特殊なニスを塗布し、ニス同士が向き合うように折りたたんで圧力をかけることで接着する方式です。
乾燥したニスの層が圧力によって噛み合い密着するイメージで、液体の糊を塗るわけではありません。
PPフィルム圧着は、ポリプロピレン製の薄いフィルムを紙の間に挟み、熱と圧力で溶着させる方式です。
どちらも糊を直接塗布しないため、仕上がりがきれいで、印刷面の発色を損ないにくい点が特徴です。
圧着DMのメリット
圧着DMには、通常のはがきDMや封書にはない独自のメリットがあります。
情報量・開封率・秘匿性・コストパフォーマンスの4つの観点から、圧着DMが多くの企業に選ばれている理由を整理して紹介します。
発送業務の改善や販促効果の向上を検討している方はぜひ参考にしてください。
多くの情報を掲載できる
圧着DMは、通常はがきと同じサイズでも、折り方によって2〜3倍の印刷面積を確保できます。
V折なら4面・Z折なら6面を使え、表裏2面しか使えない通常はがきと比べると、掲載できる情報量は格段に増えます。
例えば、キャンペーンの概要を表面に配置し、詳細条件・クーポン・QRコードを内側に整理するといった構成が可能です。
面ごとに伝える内容を分けられるため、情報を詰め込みすぎることなく、読みやすいレイアウトに仕上げやすい点も実務上のメリットです。
開封率が高い
圧着DMは、通常はがきと比べて開封率が高い傾向があります。
通常はがきは、届いた時点で内容が見えているため、受取人があらためて目を通すきっかけが生まれにくい面があります。
一方、圧着DMは接着された中面を剥がさなければ内容を確認できません。
何が書いてあるのか気になるという心理が自然と働くため、開封してもらいやすい構造です。
また封書のように封を切る必要がなく、指で剥がすだけで開封できるため、心理的・物理的なハードルが低い点も開封率の向上に寄与しています。
個人情報を隠して送付できる
圧着DMは、外側から中面が見えない構造のため、個人情報を含む内容を安全性高く送付できます。
通常はがきに氏名・会員番号・請求金額・契約内容などを印刷すると、配送中に誰でも見られる状態です。
圧着DMであれば、そうした情報を内側に記載することで第三者の目に触れるリスクを防ぐことができるでしょう。
また、圧着面は一度剥がすと再接着できないため、途中で誰かが確認した場合に痕跡が残ります。
封筒を使わずに封書と同等の秘匿性を確保できるため、金融機関・保険会社・通信会社など、個人情報を扱う業種で広く採用されています。
費用対効果が高い
圧着DMは、情報量と郵送コストのバランスに優れた媒体です。
V折・Z折など通常はがきサイズに収まる圧着DMは、重量が規定(6g以内)を超えなければ、郵送料金は1通85円で通常はがきと同額で発送できます。
封書と比べると郵送コストを抑えながら、同等以上の情報量を届けられるでしょう。
また、封筒への封入・封緘作業が不要なぶん、大量発送時の人件費や作業時間の削減にもつながります。
情報量・秘匿性・開封率のすべてを一定水準で確保できることが、圧着DMの費用対効果の高さを支えている要因です。
圧着DMのメリットを大いに活かすには、印刷品質と仕様管理が重要です。
圧着加工は接着の精度や用紙の選定によって仕上がりが大きく変わるため、発注先の選定が成否を左右するでしょう。
私たち印刷通販JBFは、印刷工場を直接運営する印刷会社として、仕上がり・仕様・納期を人間の目で確認しながら対応しています。
圧着DMの印刷においても、単に受注して刷るだけではなく、用途や部数・発送方法まで踏まえた現実的なご提案を心がけています。
「初めて圧着DMを発注するので品質が不安」「仕様の細かい確認を丁寧にしてほしい」といったご要望にも、現場で培った知見をもとにお応え可能です。
失敗できない印刷をお考えの方は、まずは私たち印刷通販JBFにご相談ください。
お見積り・ご相談はこちら 失敗できない印刷をプロに相談する圧着DMのデメリット
圧着DMは多くのメリットがある一方で、構造上の弱点や郵便規定に関する注意点もあります。
発注前にデメリットを把握しておくことで、トラブルを未然に防ぎ、用途に応じた活用ができます。以下の3点を事前に確認しておきましょう。
長期保存に向かない
圧着DMは、印刷後に長期間保管することに向いていません。
圧着に使われるUVニスや糊などの接着成分は、時間の経過とともに劣化していきます。
保管期間が長くなるほど接着力が低下し、発送前に自然と剥がれてしまったり、逆に強固にくっつきすぎて開封しにくくなったりするリスクがあります。
そのため、印刷した圧着DMを大量にストックしておき、必要になったタイミングで順次発送するといった運用は適していません。
発送スケジュールに応じて必要な部数をその都度発注する運用方法を検討することが、品質を保つうえで重要です。
水分や湿気に弱い
圧着DMは、水濡れや湿気によって品質が大きく損なわれる場合があります。
雨でポストが濡れていた場合や、保管環境の湿度が高い場合に、圧着面の接着成分が変質することがあります。
湿気を含んだ状態で無理に剥がすと、印刷面ごと破れてしまう剥離と呼ばれる状態が起こることもあるでしょう。
受取人への対策として、乾燥させてから開封してくださいといった注意書きを記載するのも一つの方法です。
保管時は高温多湿の場所を避け、温度変化の少ない環境で管理することが、品質維持のポイントです。
郵便料金が高い可能性がある
圧着DMは、仕様によって郵送料金が想定より高くなる場合があります。
通常はがきサイズの圧着DMは、重量が6g以内であれば第二種郵便物(はがき)として1通85円で発送できます。
しかし用紙の厚みや印刷インクの量によっては6gを超え、第一種郵便物(定形郵便)として扱われ、料金が上がるケースもあるでしょう。
また、A4サイズなどはがき規格を超える大判の圧着DMは、第一種郵便物扱いにされます。
発注前に印刷会社へ重量の目安を確認し、郵便料金を含めたトータルコストを試算しておくことが大切です。
圧着DMの印刷を依頼できる印刷会社の特徴
圧着DMは特殊な加工を伴うため、すべての印刷会社が対応しているわけではありません。
発注先を選ぶ際は、設備・実績・料金の透明性という3つの観点から確認することが重要です。適切な印刷会社を選ぶことが、仕上がりの品質と発注後の安心感につながります。
圧着加工設備を持っている
圧着DMの印刷を依頼する際は、圧着加工に対応した専用設備を自社で保有しているかどうかを確認することが重要です。
圧着加工には、UVニスやPPフィルム、感圧糊などを塗布・圧着するための専用機械が必要です。
この設備を社内に持っていない印刷会社の場合、加工を外部に委託することがあります。
外部委託は工程が増えるぶん、納期が延びたりコストが上がったりするリスクがあるでしょう。
自社設備で圧着加工まで完結できる印刷会社であれば、工程管理が一元化されており、品質のばらつきや納期ズレが起きにくい体制が整っています。
圧着DMの制作実績がある
圧着DMの印刷を信頼して任せるには、同種の制作実績が豊富にあるかどうかも重要な判断基準です。
請求書・会員向け通知・販促DM・クーポン案内など、圧着DMはさまざまな用途で使われます。
それぞれの用途に応じた仕様の選定や、郵便規定を踏まえた重量・サイズの調整など、経験がなければ対応が難しい場面が少なくありません。
実績が豊富な印刷会社は、過去の案件で蓄積された知見をもとに、具体的な提案や注意点のアドバイスができます。
業務用途の大量発送にも対応できるかどうかを、発注前に確認しておくと安心感があります。
料金体系が明確
圧着DMの発注では、印刷・加工・発送代行など複数の工程が絡むため、料金体系が明確かどうかを事前に確認することが大切です。
見積もりを依頼した際に、印刷費・圧着加工費・宛名印字費・郵送費がそれぞれ項目として明示されているかを確認しましょう。
項目が不明瞭な場合、発注後に追加費用が発生するリスクがあります。
また、部数・用紙サイズ・折り方の違いによって単価がどう変わるかを説明してくれる印刷会社であれば、自社の予算に応じた仕様を検討しやすくなるでしょう。
料金の透明性は、信頼できる印刷会社を見極めるうえでの重要な指標です。
圧着加工設備・制作実績・明確な料金体系の3つをすべて満たす印刷会社を選ぶことが、圧着DMの発注を成功させる近道でしょう。
私たち印刷通販JBFは、自社工場を持つ印刷会社が直接運営するネット印刷サービスです。
圧着DMの印刷においても、仕上がり・仕様・納期を人間の目で確認しながら進める体制を整えています。
印刷会社としての豊富な受注実績をもとに、部数・用紙・折り方・発送方法を踏まえた現実的な見積もりをご提示します。
「どの仕様を選べばよいか分からない」「業務用途の大量発注に対応してもらえるか不安」といったお悩みにも、現場の知見をもとに丁寧にお応え可能です。
まずは私たち印刷通販JBFにご相談ください。
お見積り・ご相談はこちら 失敗できない印刷をプロに相談する圧着DMの印刷会社を選ぶ際の注意点
圧着DMの発注では、印刷会社選びの段階で確認しておくべき事項がいくつかあります。
仕様の確認を怠ると、仕上がりの不具合や想定外のコスト増につながる場合があります。
事前にすり合わせができる印刷会社を選ぶことが、トラブルを防ぐうえで重要です。
圧着加工の仕様を事前に確認する
圧着DMの発注前に、圧着加工の仕様を印刷会社と詳しく確認しておくことが大切です。
確認すべき主な項目には、圧着方式(UVニス・PPフィルム・感圧糊など)・ズラシ加工の有無・開封方向・圧着面の範囲などがあります。
例えば、UVニス圧着は光沢感がある一方でわずかに黄みが出ることがあるため、色味を重視するデザインの場合は事前に確認が必要です。
また、開封時に紙が破れないよう、ズラシ加工(折り線をずらして剥がしやすくする処理)やコーナーカット加工が必要かどうかも発注前に決めておきましょう。
仕様の詳細を事前に詰めておくことで、校正後の修正対応や刷り直しのリスクを減らせます。
用紙やサイズの制限を確認する
圧着DMを発注する際は、用紙の種類・重量・仕上がりサイズに関する制限を事前に把握しておく必要があります。
郵便はがきとして発送するためには、仕上がりサイズが100mm×148mm以内、重量が6g以内という郵便規定に合致している必要があります。
圧着DMは通常はがきよりも用紙が厚くなりやすいため、規定重量を超えて第一種郵便物扱いになるケースがあります。
また、印刷会社によって対応できる用紙の種類や厚みに制限がある場合もあります。
発注時に仕上がりサイズと用紙の重量の目安を確認し、郵便料金の区分を含めたトータルコストを事前に試算しておくことが重要です。
圧着DMの仕様確認や用紙選定は、印刷に慣れていない担当者にとってハードルが高く感じられる場合があります。
私たち印刷通販JBFは、自社工場を持つ印刷会社が直接運営するネット印刷サービスです。
圧着加工の仕様や用紙の選び方、郵便料金の区分まで、発注前の段階から人間の目で確認しながら対応する体制を整えています。
「どの圧着方式を選べばよいか分からない」「用紙の重量が規定内に収まるか確認したい」といったご相談にも、現場の知見をもとに具体的にお答えします。
仕様が固まっていない段階でも遠慮なくご相談ください。失敗できない圧着DMの発注を、私たち印刷通販JBFが一緒にサポートします。
お見積り・ご相談はこちら 失敗できない印刷をプロに相談する圧着DMがよく使われる用途
圧着DMは、情報量・秘匿性・コストパフォーマンスの高さから、さまざまなビジネス場面で活用されています。
なかでもよく利用されるのが販促目的のキャンペーンDMと、個人情報を含む請求書・通知書の郵送です。それぞれの用途における活用ポイントを確認しておきましょう。
キャンペーンDM
圧着DMは、販促目的のキャンペーン告知に広く活用されています。
通常はがきでは1〜2面しか使えませんが、圧着DMは折り方によって4〜6面を活用できます。
表面にキャッチコピーや開封を促す一言を配置し、内側にキャンペーンの詳細・割引クーポン・QRコードをまとめるといった構成が可能です。
内容が隠されていることで、何が入っているのか気になるという心理が働き、開封率の向上にもつながります。
飲食・小売・通販・不動産など、幅広い業種の企業が新規顧客の獲得や既存顧客へのリピート促進を目的として活用しています。
請求書や通知書
圧着DMは、請求書・利用明細・契約更新通知といった、個人情報を含む書類の郵送にも適しています。
これらの書類には氏名・請求金額・会員番号・契約内容など、第三者に見られてはいけない情報が含まれます。
通常はがきで送ると配送中に内容が誰でも見える状態ですが、圧着DMであれば中面を接着した状態で届けられるため、秘匿性を確保したまま郵送可能です。
封筒を使わずにセキュリティを保てるため、封入・封緘の作業コストも削減できます。
金融機関・保険会社・通信会社・公共サービスなど、個人情報を定期的に郵送する業種での採用が特に多くみられる形式です。
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一方で、折り方や圧着方式・用紙の選定・郵便規定への対応など、発注時に確認すべき事項は少なくありません。
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