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PP貼りとは何か?加工の種類とメリット、注意点を解説

PP貼りとは何か?加工の種類とメリット、注意点を解説

パンフレットや冊子の表紙、商品パッケージなどの印刷物を制作する際に、PP貼りという加工の名前を目にした経験はないでしょうか。

PP貼りは印刷物の表面にポリプロピレン製のフィルムを貼り合わせる加工で、紙の耐久性や見た目の品質を高める目的で幅広く採用されています。

加工を施すことで傷や汚れから印刷面を守れるだけでなく、光沢感やマットな質感を演出する効果も得られる点が特徴です。

本記事ではPP貼りの基本的な仕組みから加工の種類、メリットやデメリット、発注時の注意点までを整理して解説します。用紙の選び方や費用の考え方にも触れていくので、印刷仕様を検討する際の判断材料としてご活用ください。

PP貼りとは

PP貼りとは

PP貼りとは、印刷済みの紙にポリプロピレン(PP)フィルムを接着剤で圧着させる表面加工です。書籍や雑誌の表紙に施されているツルツルとした手触りや、カタログ表紙のしっとりとした質感は、このPP貼り加工によるものがほとんどです。

印刷面の保護と仕上がりの美しさを両立できる点から、法人の販促物や商品パッケージの制作現場で広く活用されています。ここでは、PP貼りの基本的な仕組みや役割について見ていきましょう。

紙表面にPPフィルムを貼る加工

PP貼りは、ポリプロピレンという樹脂素材で作られたフィルムを印刷済みの紙に貼り合わせる加工です。加工の工程では、PPフィルムに接着剤を塗布した状態でローラーを使い、熱と圧力をかけて紙とフィルムを圧着させます。

フィルムの厚さは0.024〜0.027mm程度と薄く、紙本来の風合いを大きく損なわずに表面だけをコーティングできる点が特徴です。

圧着後の仕上がりはフィルムの種類によって異なり、光沢のあるタイプやつや消しのタイプなど複数の選択肢から選べます。加工はロール式の専用機械で連続的に処理されるため、大量の印刷物にも効率よく対応が可能です。

印刷物の耐久性を高める加工

PP貼りを施した印刷物は、表面がフィルムで覆われることで摩擦による傷や汚れに強くなります。ショップカードを財布に入れて持ち歩く場面でも印刷面の劣化を防げるため、繰り返し手に取られる用途の印刷物に適した加工です。

さらに、PPフィルムにはポリプロピレン素材ならではの撥水性が備わっており、多少の水濡れであれば表面が弾いてくれます。

ただし、紙の断面部分はフィルムで覆われていないので、完全な防水性能は期待できません。こうした保護性能から、長期間にわたって印刷状態を維持したい制作物に向いています。

冊子表紙やパッケージで使われる加工

PP貼りは、雑誌やカタログ、教科書などの表紙に使われてます。表紙は手に取る場面で繰り返し触れられるため、印刷面の耐久性が求められる部位です。

また、商品パッケージの外装にも広く使用されており、店頭で手に取った際の第一印象を左右する仕上げ加工として位置づけられています。

名刺や会社案内といったビジネスツールにPP貼りを施す企業も増えており、取引先に対して丁寧な印象を与える効果も期待できます。このように用途は幅広く、品質と見た目の両方を高めたい場面で選ばれる加工です。

PP貼りの加工の種類

PP貼りの加工の種類

PP貼り加工にはフィルムの種類によって仕上がりの印象が異なるタイプがあり、代表的なものとして、グロスPP・マットPP・エンボスPPの3種類が挙げられます。

それぞれ表面の質感や光沢の度合いが違うため、印刷物のデザインや用途に応じて使い分けることが大切です。ここでは、各タイプの特徴と選ばれやすい印刷物の傾向について解説します。

グロスPP

グロスPPは、紙の表面に光沢のあるPPフィルムを貼り付ける加工です。グロスとは英語で光沢を意味しており、加工後の表面にはツヤのあるつるつるとした手触りが生まれます。

色の発色が鮮やかに映える効果があり、写真やカラーイラストを使った印刷物との相性に優れた加工です。雑誌の表紙や製品カタログなど、視覚的なインパクトを重視したい場面に向いています。

一方で、光沢が強いぶん照明の反射が目立つ場合があるため、使用環境を想定して選択することが大切です。

マットPP

マットPPは、つや消しのPPフィルムを使った加工です。マットとは英語でつや消しを意味しており、加工後の表面は光沢を抑えたさらさらとした質感に仕上がります。

落ち着いた雰囲気や上品さを演出したい場面に向いており、ブランドパンフレットや高級感を求める会社案内などで使用されています。

印刷物の濃度は、やや高く見える一方、彩度はグロスPPと比べて控えめになる傾向です。マットPPフィルムはグロスPPよりも単価が高いケースが見られるため、予算とのバランスを考慮して検討しましょう。

エンボスPP

エンボスPPは、フィルム表面に凹凸の模様を施したPP貼り加工です。立体的な手触りと独特の視覚効果を持ち、光の当たり方や見る角度によって表情が変わる仕上がりが特徴です。

グロスPPやマットPPとは異なるデザイン性を持たせられるため、商品パッケージやギフト用のカードなど差別化を図りたい場面で選ばれています。

模様のパターンはいくつかの種類から指定でき、印刷物のコンセプトに応じたものを選択可能です。ただし、対応している印刷会社が限られる場合もあるため、事前に確認してから発注を進めることをおすすめします。

私たち印刷通販JBFでは、創業79年の歴史で培った印刷技術を活かし、自社工場での一貫生産体制を整えています。PP貼り加工をはじめとする各種表面加工にも対応しており、用途やデザインに応じた仕様のご相談が可能です。

熟練スタッフが工程ごとに仕上がりを目視で確認し、失敗できない印刷を任せられる品質管理を徹底しています。PP貼りの種類選びでお悩みの際は、お気軽にお問い合わせください。

お見積り・ご相談はこちら 失敗できない印刷をプロに相談する

PP貼りのメリット

PP貼りのメリット

PP貼り加工を施すと印刷物にさまざまな利点が生まれます。フィルムによる物理的な保護効果に加えて、色の見え方や表面の質感にもプラスの変化が得られるため、印刷物の完成度を高めたい場面で重宝される加工です。ここでは、PP貼りの代表的なメリットを3つの観点から確認していきましょう。

傷や汚れの防止

PP貼りのメリットの一つが、印刷面を傷や汚れから守れる点です。PPフィルムが紙の表面をコーティングすることで、摩擦によるインクの剥がれや色移りを抑えられます。

冊子を本棚に収納した際の表紙同士の擦れにも耐えられるため、長期間にわたって清潔な外観を維持できる点が強みです。

また、指紋や手垢といった日常的な汚れも付着しにくくなり、表面が滑らかなので拭き取りも容易です。こうした保護性能から、頻繁に手に取られる販促物やビジネスツールに向いた加工といえます。

水濡れ耐性の向上

PP貼り加工を施した印刷面は、フィルムの撥水性によって多少の水分を弾く性能を備えます。飲食店のメニュー表やイベントで配布するパンフレットなど、水滴が付着する可能性がある印刷物にとって有効な対策です。

ただし、紙の断面部分はフィルムで覆われていないため、長時間の浸水や大量の水には対応できません。

あくまでも表面的な水濡れに対する耐性であり、完全な防水加工とは異なる点を把握しておく必要があります。水濡れの頻度が高い環境では、ラミネート加工など別の方法も併せて検討しましょう。

印刷色の発色向上

印刷色の発色向上

PP貼りを施すと、印刷物の色合いが加工前よりも鮮やかに見える変化が生まれます。グロスPPの場合は表面の光沢によって彩度と濃度がともに高まるため、写真やカラーイラストがより引き立つ仕上がりを得られます。

一方、マットPPでは光の反射が抑えられることで落ち着いた色味となり、上品な雰囲気を演出できる点が魅力です。

加工の種類によって色の見え方が変わるため、デザインの意図に適したフィルムを選ぶ必要があります。特に赤色系の印刷は濃く見えやすい傾向があるため、色にこだわる場合は事前にサンプルで仕上がりを確認しておくことをおすすめします。

PP貼り加工のデメリット

PP貼り加工のデメリット

PP貼りにはさまざまなメリットがある一方で、加工を導入する際に考慮しておくべきポイントも少なくありません。

印刷物の仕上がりやコストに影響する部分であるため、用途とのバランスを見極めたうえで導入を判断することが求められます。ここでは、PP貼りの代表的なデメリットを2つの観点から見ていきましょう。

筆記性の低下

PP貼り加工を施した紙面は、表面がPPフィルムで覆われるためペンや鉛筆での書き込みが困難です。フィルムがインクを弾く性質を持っているため、ボールペンで記入しても文字がにじんだり定着しなかったりするケースがあります。

アンケート用紙や申し込み書のように記入欄がある印刷物にPP貼りを施すと、利用者が書き込めずに困る場面が発生しかねません。

そのため、筆記が必要な面にはPP貼りを避けるか、記入欄の部分だけ加工を施さない設計が求められます。印刷物の用途を事前に整理し、加工範囲を検討することが重要です。

印刷コストの増加

PP貼りは印刷工程とは別のオプション加工にあたるため、通常の印刷費用に追加の加工費が上乗せされます。フィルム代や加工の手間が発生するぶん、PP貼りなしの印刷物と比べてコストが高くなる点は避けられません。

特にマットPPフィルムはグロスPPよりも費用がかかる傾向にあり、仕上がりのイメージと予算の兼ね合いを考える必要があります。

また、片面のみの加工では紙が反りやすくなるため、両面加工を選択するとさらに費用が増える点も考慮しましょう。加工を検討する際は、印刷部数や仕様を明確にしたうえで見積もりを取り、費用対効果を判断することが大切です。

PP貼りとラミネート加工の違い

PP貼りとラミネート加工の違い

PP貼りとラミネート加工はどちらも印刷物にフィルムを貼る表面加工ですが、その仕組みや仕上がりには明確な違いがあります。両者の特性を正しく理解すれば、印刷物の用途に適した加工を選びやすくなる点がポイントです。

混同されやすい2つの加工方法であるため、違いを把握しておくと発注時の判断に役立ちます。ここでは、フィルムの厚さと加工方法の2つの観点から違いを整理していきましょう。

フィルム厚の違い

PP貼りに使用するフィルムの厚さは0.024〜0.027mm程度で、とても薄いことが特徴です。一方、ラミネート加工で使うフィルムは0.1mm程度の厚さがあり、PP貼りと比べて数倍の厚みを持っています。

この差は仕上がりの質感や耐久性に直接影響します。PP貼りは薄いフィルムで紙の風合いを活かしながら保護できるため、冊子の表紙やパンフレットに向いた加工です。

ラミネート加工は、厚いフィルムで紙を挟み込むため保護性能が高い反面、仕上がりが硬くなり折り加工や製本には不向きといえます。

加工方法の違い

加工方法の違い

PP貼りは紙の片面にフィルムを圧着する加工であり、ロール式の専用機械で連続的に処理できるため大量印刷に向いています。仕上がりにフチが残らず、すっきりとした見た目に仕上がる点も特徴です。

一方、ラミネート加工は紙をフィルムで両面から挟み込んで熱圧着する方法で、四辺に数ミリ程度のフチができます。ラミネートは1枚ずつの個別対応が基本となるため、少部数の加工には適していますが大量処理にはコストがかかります。

書籍や会社案内にはPP貼り、飲食店のメニュー表やPOPなど繰り返し使う掲示物にはラミネート加工というように、利用シーンに応じた選択がポイントです。

私たち印刷通販JBFでは、PP貼り加工の仕様選びから仕上がりのイメージ確認まで、お客様の用途に寄り添ったご提案に対応しています。

自社工場で印刷から加工までの全工程を一貫して管理しており、各工程で熟練のスタッフが品質を目視確認する体制を整えています。失敗できない印刷を任せられるパートナーとして、加工仕様のお悩みをお気軽にご相談ください。

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PP貼りの注意点

PP貼りの注意点

PP貼り加工は印刷物の品質を向上させる一方で、加工後に起こりやすいトラブルもいくつか存在します。仕上がりの不具合を未然に防ぐためには、仕様やデザインの段階で対策を講じておくことが欠かせません。

フィルムの特性に起因する問題点を事前に把握しておけば、適切な対処が可能です。ここでは、PP貼り加工における代表的な注意点を3つ解説します。

マットPPに指紋が付着しやすい

マットPPは上品な質感が魅力ですが、加工後の表面には指紋の跡が目立ちやすいという性質があります。つや消しのフィルムは光の反射を抑える構造のため、指先の皮脂が付着すると白く浮き出て見えてしまうケースが少なくありません。

特に濃色のデザインでは指紋が目に付きやすく、手に取られる頻度が高い印刷物では気になる場合があります。

対策として、マットPPの上からさらにニス加工を施す方法や、グロスPPへの変更を検討する選択肢も挙げられます。印刷物の使用場面を想定し、フィルムの種類を決定することが大切です。

濃色印刷の傷が目立ちやすい

PP貼り加工を施した印刷物でも、表面に強い摩擦が加わるとフィルムに細かな傷が入ることがあります。特に黒や紺などの濃色を使ったデザインでは、傷が白く浮き出て目立ちやすい傾向です。

カタログや冊子など、運搬時に印刷物同士がこすれ合う場面では、特に注意してください。対策としては、個包装での梱包や保護用の緩衝材を使った発送方法の検討が挙げられます。

また、マットPPはグロスPPよりも傷が入りやすい性質があるため、濃色デザインの場合はフィルム選びの段階で慎重に判断することが大切です。

折り加工部分が割れやすい

厚みのある印刷物にPP貼り加工を施したうえで折り加工を行うと、折り目の部分でフィルムや紙が割れる現象が発生することがあります。これは背割れと呼ばれるトラブルで、折り部分のインクやフィルムが剥がれて白く線が入る状態です。

パンフレットの二つ折りや巻き三つ折りなど、折り加工を伴う印刷物では、特に起きやすい問題といえます。

対策として、折り位置にあらかじめスジ入れ加工を施しておくことで割れを軽減できます。印刷会社に相談し、折り加工とPP貼りの組み合わせに適した用紙や仕様を選定してもらうことが重要です。

PP貼りが適している印刷物

PP貼りが適している印刷物

PP貼りの特徴や注意点を踏まえると、どのような印刷物に加工を施すべきかが見えてきます。

耐久性と見た目の品質が同時に求められる印刷物との相性に優れており、表面保護と美観の向上を両立できる点が選ばれる理由です。ここでは、PP貼り加工が選ばれやすい代表的な印刷物を紹介します。

パンフレットの表紙

パンフレットの表紙

企業の会社案内や製品カタログ、イベントのプログラムなど、パンフレットの表紙はPP貼り加工が使われる代表的な印刷物です。表紙は読者が手に取る際にまず触れる部分であり、何度も開閉される場面が想定されます。

PP貼りを施すことで表紙の耐久性が高まり、インクの剥がれや擦れ汚れを防ぎながら美しい状態を維持できます。

グロスPPを選べば写真やカラーデザインが鮮やかに映え、マットPPを選べば洗練された印象を演出できる点も魅力です。ブランドイメージを左右する重要なパーツだからこそ、加工の有無が仕上がりの完成度に影響します。

商品パッケージ

商品パッケージ

化粧品や食品、アパレルなどの商品パッケージもPP貼りが広く活用されている分野です。店頭で商品が並んだ際に、パッケージの表面にツヤや高級感があると消費者の目を引きやすくなる効果が期待できます。

グロスPPは華やかな印象を与えるため、美容品やギフト商品に適した加工です。マットPPはやや落ち着いたトーンに仕上がるため、信頼性を重視するブランドや上質感を訴求したい商品に向いています。

パッケージは輸送や店頭での取り扱いで表面が傷付きやすい環境にさらされるため、PP貼りの保護効果が発揮されやすい用途です。

私たち印刷通販JBFでは、パンフレットの表紙から商品パッケージまで、さまざまな印刷物のPP貼り加工に対応しています。

自社工場で印刷から表面加工までを一貫して行い、スタッフの目で仕上がりを丁寧に確認する品質管理体制を整えています。失敗できない印刷を任せられるネット印刷通販として、加工の仕様や仕上がりに関するご相談にも対応が可能です。

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PP貼り加工が適さない用紙

PP貼り加工が適さない用紙

PP貼りはすべての用紙に対応できるわけではなく、紙の種類によってはフィルムがうまく密着しなかったり仕上がりに問題が出たりするケースがあります。加工後のトラブルを防ぐためには、用紙との相性を事前に把握しておくことが欠かせません。

コート紙やアートポスト紙など表面の平滑性が高い用紙はPP貼りとの相性がよい一方で、そうでない用紙には注意が必要です。ここでは、PP貼りに適さない代表的な用紙を3種類取り上げていきましょう。

上質紙

上質紙はコーティングが施されていない用紙で、表面に微細な凹凸があるためPPフィルムとの密着性が低いという特性があります。

フィルムを圧着しても接着が不十分になりやすく、使用中にフィルムが浮いたり剥がれたりするリスクが高まる点に注意しましょう。

上質紙を使う予定の場合は別の表面加工を検討するか、コート紙やアートポスト紙など平滑性の高い用紙に変更するのが現実的な選択です。印刷会社に用紙の適合性を確認してから発注を進めることをおすすめします。

クラフト紙

クラフト紙はナチュラルな風合いが持ち味の用紙ですが、PP貼りとの相性はよくありません。クラフト紙の表面は繊維質が粗く平滑性に欠けるため、PPフィルムがしっかりと圧着しにくい傾向があります。

フィルムを貼ること自体が、クラフト紙ならではの素材感を損なってしまうケースもあり、加工する意義が薄れる場面も考えられます。

クラフト紙の風合いを活かしつつ表面を保護したい場合は、ニス加工など紙の質感を残しやすい方法を選ぶほうが適切です。

凹凸のある特殊紙

エンボス加工が施された特殊紙や表面にテクスチャーのある用紙は、凹凸部分にフィルムが密着しにくいという問題があります。

フィルムが凹部にまで入り込まず、気泡が生じたり部分的に浮きが発生したりするリスクが高くなる点に注意が必要です。

せっかくの特殊紙の質感もフィルムで覆われてしまうため、紙そのものの風合いを活かしたデザインの場合はPP貼りを避けるのが賢明です。特殊紙を使用する際は、印刷会社と相談のうえで、加工の要否と適した方法を検討しましょう。

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PP貼り加工の厚み

PP貼り加工の厚み

PP貼り加工ではフィルムの厚さによって印刷物の仕上がりが変わります。用途に応じたフィルムの厚みを選択することが、印刷物の品質や使い勝手を左右するポイントです。

フィルムの厚さは数値としてはわずかな差ですが、手触りや紙のコシ感に影響を与えます。ここでは、一般的なフィルムの厚みと仕上がりへの影響について解説します。

フィルムの厚み

PP貼りに使用されるフィルムの厚さは、20〜27ミクロンの範囲が一般的です。印刷物の表面加工として広く流通しているのは27ミクロンのフィルムで、とても薄い素材でありながら紙の表面をしっかり保護できる強度を備えています。

フィルムの素材にはPP(ポリプロピレン)のほかにPET(ポリエステル)も存在しますが、PP貼りではコスト面と仕上がりのバランスからPP素材が主流です。

PETフィルムはPPよりも透明度や寸法安定性に優れる一方、コストが高くなる傾向があるため、用途に応じた使い分けが行われています。

厚みによる仕上がりの違い

フィルムの厚みが変わると、印刷物の手触りや紙のコシ感に違いが出ます。薄いフィルムを使えば紙本来の風合いを残しつつ表面を保護でき、厚みのあるフィルムを使えばしっかりとした質感が加わる点が特徴です。

ただし、厚いフィルムほど加工後の紙が反りやすくなるため、片面加工の場合は注意しましょう。四六判135kg以上の厚さの用紙であれば反りの影響を抑えやすいとされており、薄い用紙へのPP貼りはしわやヨレの原因になりやすい傾向があります。

用紙の厚さとフィルムの厚みの組み合わせを印刷会社に相談し、仕上がりのイメージに適した仕様を選ぶことが大切です。

私たち印刷通販JBFでは、PP貼りのフィルム選びから用紙との組み合わせまで、仕上がりに関わる仕様を細かくご相談可能です。

自社工場内で印刷・加工を一貫管理しており、工程ごとにスタッフの目で品質を確認する体制を敷いています。失敗できない印刷を任せられるネット印刷通販として、PP貼りの加工についてもお気軽にお問い合わせください。

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PP貼り加工の費用と納期

PP貼り加工の費用と納期

PP貼り加工の費用は、印刷部数やフィルムの種類、加工面の範囲などによって変動します。PP貼りは印刷費とは別にオプション加工費として追加されるため、通常の印刷物よりも費用が上乗せされることを前提に予算を組むことが必要です。

グロスPPよりもマットPPのほうがフィルム単価が高い傾向にあり、エンボスPPを選ぶとさらに費用がかかるケースもあります。部数が増えるほど1枚あたりの加工単価は下がりやすいため、まとまった部数で発注するほうがコスト効率は高まる傾向です。

納期については、PP貼りは印刷後の後加工にあたるため、通常の印刷のみの場合よりも追加の日数が見込まれます。繁忙期には加工の順番待ちが発生することもあるため、余裕のあるスケジュールで進めることが大切です。

費用と納期は印刷部数や仕様によって異なるため、発注前に印刷会社へ相談して条件を確認しておくとスムーズに進められます。

PP貼り加工の発注前確認項目

PP貼り加工の発注前確認項目

PP貼り加工を依頼する前には、仕様の行き違いやトラブルを防ぐためにいくつかの項目を確認しておく必要があります。

まずは、加工の種類を明確にすることが重要です。グロスPP・マットPP・エンボスPPのいずれを選ぶかによって仕上がりの印象が大きく変わるため、サンプルや過去の制作実例を参考にして決定しましょう。

次に、用紙がPP貼りに適した種類と厚さであるかを確認します。コート紙やアートポスト紙の四六判135kg以上が推奨されており、上質紙やクラフト紙ではフィルムの密着不良が起こりやすい点に注意が必要です。

加工範囲が片面か両面かについても事前に決めておきます。片面加工の場合は紙の反りが生じやすいため、対策が必要かどうかを印刷会社に確認しておくと無難です。

さらに、折り加工との組み合わせがある場合は、スジ入れの要否を検討しておくことで背割れのリスクを軽減できます。PP貼り後は加工前と発色が異なる場合があるため、色にこだわる印刷物では、試し刷りの依頼を検討してください。

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PP貼り加工の加工範囲

PP貼り加工の加工範囲

PP貼り加工は、用紙の全面にフィルムを圧着する加工であり、部分的な加工には対応していないという特性があります。フィルムをロール状の機械で連続的に圧着する仕組み上、特定の箇所だけにフィルムを貼ることは技術的に難しいためです。

記入欄やスタンプ欄など筆記が必要な部分がある印刷物では、設計段階で加工範囲の工夫が求められます。部分的に表面を保護したい場合は、ニス加工など部分対応が可能な方法を検討するのが現実的です。

また、冊子の場合はPP貼りの対象が表紙のみとなるのが一般的で、本文ページには加工を施さないケースがほとんどです。

ペラものの印刷物であれば片面・両面の選択が可能ですが、両面加工のほうがコストは増える点を考慮しましょう。加工範囲の設定は仕上がりに直結するため、発注前に印刷会社と仕様を擦り合わせておくことが大切です。

PP貼り加工を依頼するなら用途や仕上がりを確認しよう

PP貼り加工を依頼するなら用途や仕上がりを確認しよう

PP貼り加工は、印刷物の耐久性や見た目の品質を高めるうえで有効な表面加工です。グロスPPやマットPPなどフィルムの種類によって仕上がりの印象が変わるため、用途やデザインに適した仕様を選ぶことが仕上がりの満足度を左右します。

また、用紙との相性・折り加工との組み合わせ・加工後の色味の変化など、事前に確認しておくべきポイントも少なくありません。

こうした仕様の検討を的確に進めるためには、印刷から加工までの全工程を把握している印刷会社と相談しながら進めることが重要です。

私たち印刷通販JBFでは、創業79年にわたって積み上げてきた印刷技術と品質管理のノウハウを活かし、PP貼り加工を含むさまざまな表面加工に対応しています。

自社工場での一貫生産体制を整えており、印刷からPP貼りまでの各工程で熟練のスタッフが仕上がりを目視で確認しています。

失敗できない印刷を任せられるネット印刷通販として、フィルムの種類や用紙との相性についてもお気軽にご相談ください。仕様のお悩みから納期のご相談まで、お客様の印刷物制作をしっかりサポートします。

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