印刷通販を注文するなら知っておきたい基礎知識

分かっているようで分からない印刷の基礎知識やもっと理解することで今後の印刷データの作り方が変わるかも?

そんな情報を紹介していきます。印刷物を作るときの知識としてお役立てください。

vol.50
スキャニングデータの入稿方法01

手描きチラシの原稿作成~スキャニングまで

手描きで作ったチラシを印刷したい

自分で手描きで作ったチラシを印刷通販で印刷したい場合、原稿をスキャニングして、データ化する必要があります。スキャニングデータはスキャニング時の設定によりご注文サイズと異なる場合がありますので、サイズが指定できるアプリケーションへ配置してサイズ調整をしてご入稿をお願いしています。

弊社でのサイズ変更は行っておりませんのであらかじめご了承ください。配置するアプリケーションは弊社対応ソフトウェアであればどちらでも構いません。

今回Vol50ではチラシを手描きで作ってスキャニングするまでを解説していきます。次回、アプリケーションに配置して印刷データにする方法をご紹介していきます。

手描きチラシをスキャンする

手描き原稿を作るときの注意点

原稿から塗り足しを意識する
ぬりたしサイズ、文字切れを意識してつくる

手描き原稿で意識したいのはスキャニングして配置した際に、「塗り足しの余裕があるか?」「文字が切れてしまわないか?」ということです。配置した際に調整すればいいと思いがちですが、配置の際多少調整できますが、あまりに塗り足しをつくる余裕がないと塗り足しを作るために大きく配置し、文字が紙端ギリギリになってしまいます。また、文字が紙端に近いと配置する際に縮小して配置するため、塗り足しが不足してしまいます。

手描き原稿の時点で塗り足し、文字切れを意識した原稿だと配置する際もスムーズにいきやすいです。

使う画材
使う画材を気を付ける

蛍光塗料の入ったマーカーや金色や銀色などのラメ入りの特殊な画材はスキャニングや印刷によって色が変わってしまいます。シャーペンなどの薄い線も見えにくくなってしまいます。

濃い鉛筆、マジック、絵の具、ポスターカラーなど線や色がはっきりわかるものがおすすめです。

ひと手間
【ちょっとひと手間】 描画を保護する

出来上がった原稿はスキャニングする前にフィキサチーフスプレー(定着液)などで定着させておくと粉落ちや汚れを防止し、描画面を保護することができます。

手描き原稿をスキャニングしよう

手描きの原稿をスキャニングする場合、気を付けることは綺麗にスキャニングできるように工夫することが大切です。スキャニングした画像を補正や加工などせずに、画像をそのまま使う場合は特に気を付けてスキャニングする必要があります。

スキャナの環境を整えておく

スキャナのガラス面、レンズの汚れ、ごみがないようにきれいにしておきましょう。汚れやごみがあるとスキャンデータにも影響します。スキャンする前にスキャナのお手入れもしておきましょう。

スキャナ環境
原稿はまっすぐ置く

原稿が傾いてスキャニングされると配置するときも傾いて配置されます。配置する際に傾きを調整することもできますが、スキャニングする時から注意しておきましょう。

まっすぐ置く
スキャナの癖を理解する

スキャナによってはスキャナのガラス面は中央に近い部分に比べて外側周辺部分が暗くスキャニングされてしまうことがあります。原稿は出来るだけ読み取り周辺の端ではなく、中央に合わせて置くようにすると色ムラの防止につながりやすいです。

スキャナのくせ
裏が透けないように工夫する

原稿を表裏で描いているとスキャニングによって裏に書いてあるものが写りこんでしまう場合があります。そんな時は原稿に黒い紙をあててスキャニングすると透けにくくなります。

その場合、取り込んだ画像は少し暗めになってしまうので後で明るさを補正するといいでしょう。

黒い紙
解像度の設定は、実寸で350dpiにする

スキャニングする時の設定は適切な解像度を設定しましょう。

印刷用のデータに必要な解像度は実寸で350dpiが目安です。

解像度が低いと荒い画像となってしまい文字などが読みにくくなってしまう場合があります。

A4チラシの場合は塗り足しを含めた「216×303mm」で設定します。

※グレースケールの場合は600dpiを推奨

出力の設定
保存形式は「TIFF」がおススメです

保存形式はJPEG形式、TIFF形式様々ありますが、JPEG形式は圧縮率が高いほど画質が劣化して(画質が落ちて)しまい、後で補正や加工すると保存のたびに劣化してしまうので、スキャンの保存形式はTIFF形式がおすすめです。

TIFF保存
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